私は最近あったことをポツポツと国光に話し始めた。
たまに思い出して涙が込み上げてきて言葉に詰まることもあったけど、国光は辛抱強く聞いてくれた。

「国光でも今の仕事が嫌になったことある…？」
「仕事が嫌になったことはないな…なかなか上手くいかなくて自分が嫌になったことはあるが」
「国光でもそんなことあるんだ…」
「俺を何だと思っているんだお前は」
「いや、だって…」

あの、手塚国光がだよ？
きっとみんなびっくりするよ。

「誰にでも何をやっても上手くいかないときはあるものだ。でもつらい時期を乗り越えたら絶対に成長した自分に出会える、そう思って俺は頑張ることにしている」
「すごいね国光は」
「それにそういう時期は頑張っている人にしか訪れない。何もしない人には何も訪れない。今由起奈は頑張っているから、つらいんだ。でも、いつかきっと乗り越えられる日がやってくる。だから、つらくても逃げずに頑張ってみろ」

それに、と国光は続けた。

「俺はそうやって頑張っている由起奈だから好きになったんだ、だから自信を持て」


頑張っているキミが好き
(俺はいつでも由起奈の味方だ)


130218

---

私がここのところ上手くいかないことが多かったので、手塚に励まされたくて書きました。
まさに自給自足…！
手塚に励まされたらいくらでも頑張れる←
ちなみに手塚の職業はぼかして書きましたので、プロテニスプレイヤーでも普通の会社員でもお好きに想像してください。