才女と野獣 (5/5)


そして迎えた結果発表の日、1年B組には火神の叫び声が響いていた。

「カントクー!やったすよー!」
火神がとった順位は75位、前回の90位に比べて格段の進歩である。
今回は完全に実力で解いたので国語の成績は前回ほどよくなかったものの、英語が別人のように良い成績だったことが原因だろう。

「よくやった火神!」
カントクもほっと胸を撫で下ろすどころか予想以上の出来に大喜びである。
「桐島先輩のおかげす…ありがとうございました」
「火神くんが頑張ったからだよ、じゃあ試合頑張って」
「あの…!」
「何?」
「試合見に来てくれ…ださい!」
「…?」
「試合を見に来てくださいって意味です」
「ああ…うん、私でよかったら喜んで応援に行かせてもらうね」


才女と野獣
(先輩のために俺ダンクシュート決めるす!)
(火神くんにも春がやって来そうですね)
(由起奈の相手に火神なんか認めん!)
(一番の障害はカントクかもしれませんね)



130212〜130213



タイトルにひねりがなくてごめんなさい!
そして色々迷子ですみません!!
火神くんの変な敬語がツボなんですが上手く書けなかった…。
てか最初登場予定がなかった黒子がやたら出張ってる…。
私原作コミック6巻までしか読んでないので、それ以降で何か矛盾があってもどうか目を瞑ってやってください。

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