君がいるから (2/2)


「まったく、秀も世話焼きすぎなんだよ。加減しないといつか倒れるよ?」
「それが俺の役割だからね」

まあ何だかんだ言いながらそうやって部のために頑張る秀が私は好きなんだけどね。

「でも頑張りすぎは駄目だからね。疲れたら私を頼ってよ」
「じゃあ1つお願いがあるんだ」
そう言うと秀は私を抱き締めた。
「しばらくこうしててもいいかい?由起奈をこうやって抱き締めている時が1番落ち着くんだ」
「…そんなのお安い御用だよ」


君がいるから
(俺は頑張れるんだ)
(それに俺は知ってるよ)
(君が俺のために頑張ってくれてること)



110429 初稿
110430 初出
120212 転載

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