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そして、その数分後。
ヒカリ達一行は、学校の屋上に居た。
今は自己紹介の時間だが、正直言って今更面倒臭い。
とっとと終わらせて修行をしたいものだ。いつもならこの時間は演習場にいるはずなのに。
…あ、あの雲なんか団子っぽいなあ。
「それじゃあ次。お前だ」
「へ?あたし?」
「ああ。そうだ」
あれ、設定何も考えてない。
…まあいっか。何とかなるだろ!
「あたしの名前は月橋ヒカリ。
好きなのは―――うーん、いろいろ?嫌いなものは―――いろいろで。
将来の夢は――――特になし。趣味はー…グルメとか?」
「………キミさ、今の聞いても殆ど何も分からなかったんだけど」
「じゃあ先生の好きなものを教えて下さーい!」
「じゃ次!自己紹介初めてー」
「あ!!話逸らした!」
サスケの自己紹介が始まる。
想像通り将来の夢―――否、野望は”復讐”。
四年経って意見を変えるつもりはまだ無いようだ。
明日は四人でカカシ相手に演習だ。
その前に今日は夕飯に焼肉でも連れて行ってあげよう。
―――せめて彼が、自分が孤独だという考えを無くして欲しい。
カカシやチームメイトの二人は、サスケを変えてくれるだろうか。
いくら自分が気にかけても復讐という闇に足を付ける事しか考えてくれない彼を。
――――もしかしたら、彼らなら―――――
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