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ぶっちゅーーーーー
「あ〜〜〜〜〜〜〜!!」
サクラがとんでもない悲鳴をあげ……………。
「うっ………」
火影室の水晶を覗き込んでいる者は青ざめて固まり。
「う゛…ナルト…………殺すぞ……!」
「う゛ぅ゛……口が腐る〜〜〜〜!」
サスケとナルトは喉を押さえ。
「お、俺のせい…?」
ナルトに肘鉄を食らわしてしまった男の子は焦り。
「ナルトー…」
「あんたねー…」
新入生の女子達は思いっきりナルトを睨み。
「ナルトめ…。相変わらず騒ぎの中心じゃなぁ…」
火影は呆れ、これからどうしようかと頭を悩ませる。
みんな、今の状況を深刻に受け止めている者ばかりだったのだが……………こいつだけは違った。
「ぶっ! 可哀相に二人とも。絶対あれファーストキスだよね!!」
腹を抱えてゲラゲラ笑う美湯は、正直周りの空気と合っていない。
ここはもっとシリアスな空気になるはずなのだが。
いつまでも笑いを止めない美湯に痺れを切らした一人が、漸く止めに入った。
「……美湯…いい加減笑うの止めなさい…」
流石、美湯にとってお姉さん的存在である夕日紅。
美湯の笑いを止めようとしに行く。
他の皆はなんというか、呆れるしかないといった状態。
「…皆、話の続きを始めるぞ」
その後は美湯の堪え切れていない笑い声が聞こえながらの説明となった。
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