分泌液の中和 (1/1)
「…んんッ…、ぁあ…っ」
眠りから覚めた瞬間、下腹部を突き上げるような質量と熱に、あたしは声を漏らしていた。
(な、に…? え…、あたし…?)
朦朧とした意識の中で思い出したのは、あの触手の感触。ヌルヌルとした無数の触手に拘束され、何度も強欲に犯された記憶。だけど、今あたしのナカを激しく ズンズン…ッと抉っている感覚は、触手とは明らかに違っていた。
熱い。太くて、硬くて、脈打つような生命力…
「…あ、気がついたか」
頭上から降ってきたのは、低くて掠れた、見知らぬ男の人の声だった。
慌てて目を開けると、あたしはまだ地下のダンジョンの薄暗い隠し部屋にいた。そして、あたしを組み敷き、汗を滴らせながら激しく腰を振っている、見知らぬ黒髪の冒険者の姿が視界に飛び込んできた。
「ひぁ…ッ! う、嘘、なん、で……っ!?」
状況が理解できない。彼の大きな手に組み伏せられ、身動きがとれない。結合部からは、グチュグチュという水音が部屋中に響き渡っている。
「動くなよ。暴れると、奥までちゃんと掻き出せないだろ」
男の人は眉をひそめると、あたしの腰を掴み、深く突き上げてきた。
「やぁあ…ッ! ひ、あう……ッ! なに、して…っ」
「さっきの触手、君のナカに『苗床の分泌液』を出したんだ」
「んん…ッ、な、なえ…どこ…?」
「あぁ。今すぐこうやって、俺ので掻き出さないと、君は触手を孕むことになる」
そう言いながら、彼がピストンを続ける。理解が追いつかない。『苗床の分泌液』…?でも、いまシてるこれって…
「ま、待って…っ、んん…ッ、これ…っ、エッチしてる…っ!」
喘ぎ声の合間になんとか言葉を絞り出す。名前も知らない、初めて会ったばかりの男の人と、こんなことするなんて、受け入れられない。
彼は困ったように眉を下げつつも、腰の動きは微塵も緩めない。
「エッチじゃないよ。君のため。人助けだ」
彼はそう微笑すると、自身を私の深い場所へと捩じ込み、トントンと最奥を突いた。
「ひぁあッ…!? んぁ…っ! だめ、それ、深い…っ!」
「触手たちは、君のココに、たっぷり出したんだろう?」
その言葉に思い出したくもない記憶が蘇る。彼の言う通り、たくさんの触手が入れ代わり立ちかわり、あたしのナカで暴れ、何かを執拗に最奥に吐き出していた。
「ああ…ッ、そこ、待…っ、あぁあ…っ」
「よっぽど可愛がられたんだな。入り口が柔らかくなってる」
「やめ…ッ、其処は…、ダメ…っ!」
「そんなこと言って。触手の催淫効果で、君の身体もまだ疼いたままだろう?」
彼は腰を深く沈めて、丁寧に最奥をトントンと押し上げていく。触手の乱暴な動きとは違う。体温のある質量で奥を刺激されるたび、脳が痺れるほどの甘い快感が全身を駆け巡る。
「あぁ…ッ! も…っ、そこ、ダメ…! ひあぁああ──っ…!」
弓なりに身体を反らし、あたしは大きく絶頂した。繋がった其処がキュウキュウと波打ち、彼自身をこれでもかと締め付ける。
けれど、彼は動きを止めなかった。
「はは。めちゃくちゃ締まる」
絶頂の余韻で痙攣するあたしのナカを、彼は容赦なくトントンと突き続ける。必死に身体を捩るあたしを押さえつけながら、愉しそうに微笑む。
「ひ…ッ! や…っ、いま、駄目…っ、とめて…ッ!」
イったままの身体に、快感が波となって押し寄せる。必死に彼の胸を押し、解放を乞うように懇願する。
「止めないよ。子宮口が開いてる今が、掻き出すチャンスだからね」
「ひぁあ…ッ!?」
彼が鈴口をあたしの子宮口へめり込ませる。その状態のまま小刻みに揺すられる。
「ほら、もっと力抜いて」
「んん…ッ、そ、そこ、揺らさないで…っ!」
「子宮口は欲しがって吸い付いてくるよ。俺も出したくなってきたな」
「んぁ…っ、そ、それは、ほんとに、だめ…っ!」
「ほら、俺の濃いので触手の分泌液を中和しよう」
そう言って、彼は腰の動きを激しいものへ変える。身体ごと揺らされ、ピストンが子宮に響く。蕩けきった最奥のあまりの気持ちよさと、このままではすべてを注ぎ込まれるという危機感。あたしは堪らず、彼の胸を押し、腰を引こうとした。
けれど、その必死の抵抗はあっけなく阻まれる。彼はふっと愉しげに目を細めると、逃げようとしたあたしの腰を大きな両手でがっちり掴む。そのまま、強い力で自分のほうへと引き戻す。
「ハァ…っ、逃がさないよ。ほら、子宮が降りてきてる。俺の、全部受け止めて?」
「ひぁあ…ッ!? あ、あぁ、やあ"…っ!!」
彼が自身を高めるように腰を打ちつける。同調するように、あたしの身体の中で、ゾクゾクした感覚が背筋を昇る。
彼が最後の一突きを、これまでで最も深く子宮口へ突き立てた瞬間、あたしのナカは狂ったように収縮を始めた。
「あぁ"…ッ、らめ、イっ、くぅう"…ッ!ぅあああ──…ッ!!」
彼の身体がビクンと大きく硬直する。意識が遠のく絶頂の中で、熱量を持った彼のすべてが、勢いよく放たれていくのが分かった──…
End
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