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「ん…、ハァ…、う…ッ、く…ッ!」

うす暗い部屋の中。時刻は2時を回った頃。

俺はベッドの上であぐらをかきながら、熱く固くなった自身を手で握り、そのまま擦る。

目の前には、エロ雑誌。

…そう。
悲しいかな、一人でシているところ。

「ハァ…、出…る…ッ!んん…っ、く…ッ!」

絶頂感を感じながら、白濁液をしっかりとティッシュで受け止める。最後まで残らず出しきると、そのままゴミ箱に投げ捨てた。

オカズとして目の前に広げていた雑誌を無造作にテーブルの上に放り、ベッドに横になる。

これでも、俺には彼女がちゃんといる。

みぃ☆っていって、俺より3歳年下で、可愛くて優しくて、大事な彼女だ。大学のサークルで知り合って、俺の卒業と同時に付き合い始めたから、そろそろ2年が経つ。

社会人の俺と、まだ学生の彼女。
当然、生活スタイルは違うわけで。

特に最近は俺の仕事が忙しくて、休日も出勤したりと、ほとんど構ってやれてない。

前に会ったのは多分…

……3週間前。

会いたい。会って抱きしめることができたら、それだけで仕事での疲れとかイライラとか、一気に吹っ飛ぶに決まってる。

でも現実問題として、こんな深夜にみぃ☆を呼び出すわけにもいかないし、社会人である以上、こんな時もあるってこともわかってる。

それでも、男であるからには会えなくたって溜まっていくシステムになっているわけで。

こんなときはみぃ☆のことを考えながらヌくのが模範的な彼氏なんだろうけど、それだと果てたあとに、みぃ☆に会いたくて抱きたくてたまらなくなる。

それは余計にツライ。

だからこうやってエロ雑誌相手に自慰するハメになっているわけだ。
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