ライオンさんは今、生涯で一番とも言える葛藤と戦っていた。
この世で一番強い百獣の王。
鍛え抜かれた大きな身体は惚れ惚れするほどに筋骨隆々。
誇りに思ってきた自分のすべて。
それをこんなに申し訳なく思う日が来るなんて。
「は…ぁ…っ、らいよん、さん…?」
ふわふわに柔らかくて小さな身体。か弱いウサギの彼女は、息を上げ、苦しそうな赤い顔をして、彼を見上げていた。
赤桃色のプニっとした果実のようなソコに、暴力的とも言えるライオンさんの巨大に猛ったソレを受け入れて。
「らいよんさん…、う、うごいて、いいですよ…?」
「……っ!?」
無理だろう、ライオンさんはそう思った。
ウサギちゃんのソコはライオンさんを飲み込むために限界までミチっと拡げられて。お腹の中央がライオンさんのソレの形にそってボコッと膨らんでいる。
こんな状態で、逞しいライオンさんが性欲に任せて動いたら、彼女を壊してしまいかねない。
「い、いや、今日は…、ここまでで、充分だ…」
ライオンさんは優しい王さま。
何よりも大切なウサギちゃんを守りたいのだ。
「い、いやです…っ!」
身体を離そうとするライオンさんをウサギちゃんが引き止める。
「ら、らいよんさんを、たくさんお待たせして、やっとつながれたんです。こんどはあたしが、がんばる番です」
そう。
大きいライオンさんを小さいウサギちゃんが受け入れるのは簡単ではなかった。
痛がるウサギちゃんをライオンさんは、ゆっくりゆっくり慣らして慣らして。そして今日、初めて二人は繋がることが出来たのだ。
「ら、らいよんさん…。おねがいです、つづきを…」
涙目で懇願するウサギちゃん。
ライオンさんはウサギちゃんのお願いに激弱だ。
男として、このお願いに誘われそうな欲もある。
だけど、このお願いだけは聞いてはいけないと、自分を律した。
「大事にしたいんだ。君を。だから、そのお願いは聞けない」
ウサギちゃんは思う。
大きくて誰よりも強いのに、優しい優しいライオンさん。
あたしのことを優先して、いつも自分は後回し。
でもあたしだってライオンさんが大事だ。
「ら、らいよん、さん…っ」
ウサギちゃんは身体を起こし、ライオンさんに抱きついた。そのまま自身の身体を揺らす。
みち…、みちち…
やっとのことで受け入れたライオンさんが、ギュウギュウのソコに擦れる。痛みと違和感がウサギちゃんを襲う。
こわい。
こんな大きいの、ゴリゴリして。
サイズオーバーどころじゃない。
でも、大丈夫。
優しいあたしの、らいよんさん、だから。
「だ、ダメだ…! こら…っ」
「ら、らいよん、さん…っ! き、きもち、いい…?」
「……っ!? だ、駄目だ、今日はもう…!」
そう言うライオンさんの耳が赤くなっているのにウサギちゃんは気付く。タテガミも少し持ち上がって、ライオンさんが興奮してる。
「らいよん、さん…っ、すき…っ、だいすき…!」
ウサギちゃんは精一杯身体を揺らす。お腹の形が変わるくらいゴリゴリ擦れても、もう怖くはない。
「んん…っ、ま、待て…っ、コラ…っ!」
「ふぁ…っ、らいよん、さん…っ、す、すきです…っ、すき…っ、だい、すき…っ!」
拙い動き。
だけどライオンさんにとっては充分だった。
愛しいウサギちゃんが、自分を好きだと繰り返し、真っ赤な顔で必死に腰を振っている。
ああ…
たまらない。
こんな幸せが、世の中にはあるのだ。
そう思いながら、ライオンさんはウサギちゃんのナカに欲を吐き出した。
-
行為後、ウサギちゃんは身体を手厚く気遣われながら、ライオンさんに怒られた。無理をして、何かあったらどうするのだ、と。
「でもね、らいよん、さん」
そうウサギちゃんがライオンさんに耳打ちする。
「感じてる、らいよんさんがかわいくて、止まらなかったの」
と。
大丈夫だよ、ライオンさん。
君の愛しいその子は、か弱く見えて、万年発情期のウサギの一員なのだから。
End
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