「ま、待って、弘輝…っ!ここ、だいがく…っ」
「ねぇ、蜜柑。いま挿入ってんの、アイツだったらどうする?」
「え…?」
弘輝に連れ込まれた大学のゼミ室。ブラインドが降ろされた窓際の棚に手をつかされて、後ろから弘輝が挿入ってきた瞬間、弘輝がそんなことを言った。
「な、なに…?」
「さっき告白してきたアイツ。蜜柑のこと好きって、蜜柑とこういうことシたいってことだろ?」
ついさっき。あたしは授業が終わる弘輝を大学の入口近くの広場の所で待っていた。
たくさんの学生で賑わったそこで、あたしに近付いてきた一人の男の人。その人がその場で突然、
「好きです」
と言った。
そしてその現場を、ちょうど来た弘輝に見られていた。
-
「アイツ、だれ?」
にゅぷぷ…、と大きくて硬い弘輝があたしを満たしながら聞く。
「んん…っ、お、同じ、学科の、ヒト…」
「蜜柑のコト、好きなんだって。知ってた?」
「し、知らない…!」
ブンブンと頭を左右に振る。同じ学科って言ったって100人以上学生がいる。顔ぐらいはわかるけど、彼とはほとんど話したことがない。
「授業中とか、可愛いなぁって思いながら、蜜柑のこと見てたかもね?」
「……っ!?」
カァっと頬が熱くなる。弘輝が大好きなあたしは弘輝のことしか考えてなかったから、他の人から好意を寄せられるなんて思ってなかった。
「好きってことはさ。絶対想像したと思うんだよ」
そう言いながら弘輝が最奥に自身を押し付ける。まだ拡げられたばかりのソコを弘輝が押し上げて、身体が軽く浮いて息が上がる。
「こうやって蜜柑のナカに挿入って、腰振って、めちゃくちゃにするとこ」
「な…っ!?」
信じられないことを言う弘輝に言葉にならず、ただ口をパクパクする。
「真面目そうなヤツだったけど、告白するぐらい好きなら、絶対毎晩、蜜柑とヤる想像してオナってる」
ひぃ…!
な、なんてことを言うのだ。
「ねぇ、蜜柑。こうやって後ろからシたら顔も見えないし、アイツか俺か、わかんないよね?」
い、いやいやいや…!
100%、弘輝だから…!
てか、あたしは弘輝しか知らないのわかってるくせに!
「アイツに抱かれてるって思ってみてよ」
「は…!? な、なに言ってるの、弘輝…!?」
振り返ろうとすると、弘輝が被さるようにあたしの上半身を棚に押し付ける。左右の手首を掴まれて、小さく閉じ込めるみたいに。
「なにされても、感じちゃ駄目だよ」
にゅぷぷ…
奥に押し付けられていた弘輝のソレがゆっくり動く。入口から奥まで、全体を少しずつ慣らすように。
「ん…っ、ふぁ…、あ…、はぅ…」
「そんな可愛い吐息、アイツに聞かせる気…?」
少し怒った弘輝の声が耳元で響く。大好きな声にゾクッと背筋が反応する。
「あ、締まったね、いま」
「ち、違…っ!」
違う。断じて違う。
今のは弘輝の声に反応したのだ。
そもそも今ナカにいるのだって弘輝だ。
「勃起したココ、蜜柑が締め付けてくれたら、嬉しいだろうね、アイツも」
「や、やだ、弘輝…っ、もう…っ」
「これは理性飛ばして、突きまくるよなぁ、絶対」
ズン…っ!
「ひぁ…っ!?」
弘輝のソレが急に激しくなる。ズンズンと突き上げられて身体が浮いて、踏ん張りが効かない。
「あっ、あぁ…ッ!んん…っ、だめっ、ひ…っ」
「ハァ…、感じちゃ駄目だよ、蜜柑。声ちゃんと抑えて」
そんなこと言ったって無理だ。
耳元に押し付けられる弘輝の唇。僅かに聞こえる興奮した呼吸は、どう考えたって弘輝だ。
「んん…っ、ふ…ぁ…、弘輝…?」
腰の動きを緩めた弘輝が、角度を変えて探るように内壁を擦る。ビク…ッ、と身体が反応してしまった場所を確認するように数回擦ると、弘輝はソコでそのまま抽挿を再開した。
「ふぁあ…ッ、だめ…っ、ソコは…!ひ…っ、突いちゃ、ダメ…ッ!」
「ほら、そんな喘いだらGスポット好きなのバレちゃう」
「ひぁ…ッ!?す、好きじゃな…ッ、やっ、ダメ、激しく、しないで…っ、待って…ッ!」
ジュプッ、ヂュプッ、ジュクッ、ヂュプ…ッ
「あー、水音エロくてやばい。これは完全にココ苛めまくってイカせてくるよアイツ」
「ひ…ッ、だめだめだめ…ッ!ひぁあ…っ、あぁっ、そ、そんなズンズンしちゃ、ダメ…、弘輝…っ、と、止まって…ッ、ふぁあッ、イっ、イっちゃう、待って…ッ!!」
1mmもズラさずにソコだけをひたすら苛められて。そんなの耐えられるわけもなく、あたしはあっさり絶頂を迎えた。
「あっ、ひッ、ああッ、イクッ、あぁあああーーッッ!」
-
「ほら、好きなの選びな」
目の前に並ぶたくさんの指輪。ガラスのショーケースの中のそれは眩しいぐらいにキラキラ輝いている。一つ一つに付いているお値段も、可愛いものではない。
「え、選ぶって…」
「必要だとは思ってたんだけど。まぁ、いい機会でしょ」
あたしも指輪は憧れていたけど…
このお値段はさすがに震える。
「も、もっと安いのでいいんじゃないかな、弘輝…」
そう言うと、弘輝があたしの手を取り、薬指にキスをする。
「俺のモノだって証で付けるんだから、安いのでいい訳ないから」
ああ、もう。
弘輝がこんなだから。
あたしは他の男の人なんて目に入らないのに。
どこまであたしを惚れさせれば気が済むのだ、この人は。
End
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