100年に一度、その儀式は王宮の地下で行われる。御代の皇子が英雄王の器ならば、今後100年の栄華が約束される。
(バカらし…)
此度の張本人である皇子は、一世紀ぶりの迷信めいた儀式など信じていなかった。魔道士たちの詠唱とともに光に包まれていく魔法陣。光魔法は50年ほど前にメカニズムが解明され、今や珍しくもなんともない。
しかし、次の瞬間、眩しい光の向こうにボウっと人影が浮かび、皇子は息を呑んだ。
そこにいたのは、一人の少女。
異世界から召喚された姫だった。
自分が疑っていた儀式が本物であることを彼女の存在が示していた。
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「まさか本当に異世界から姫が来るなんて」
「あ…、あああの…!これ、待…っ、なんでこんな…っ!」
「暴れたら駄目だよ。君はさっきも倒れたばかりだ。体がまだこの世界に慣れてないんだから」
ベッドの中で柔らかい肌に自身の肌を重ねながら、皇子は姫を優しく腕の中に閉じ込める。そして、彼女のナカに沈めた自身をゆっくりと前後に動かし始めた。
"七日七夜の花加護"
儀式の後の七日間はそう呼ばれていた。皇子と姫は二人で過ごし、神の加護の下、身体を重ねる。それは "七日七夜" の言葉通り、昼夜問わず、体力が許す限り幾重でも。
儀式の一部として形だけするのではない。異世界から召喚された彼女はこの世界の空気に耐性がなく、この行為を通じて皇子の精子を身体に吸収することで、少しずつ耐性を付けていく必要があるのだ。
「んん…っ、だめ、動かないで…っ、待って…ッ!」
「君のためだよ」
儀式が本物だったからとはいえ、歳下の少女相手に一夜に複数回もの行為に及ぶなどという非紳士的な振る舞いは、皇子も初めは考えていなかった。男を知らぬ純粋な身体、急がず少しずつ慣れていけば良いのだから。
しかし、彼女の身体は予想以上にこの世界への耐性が弱く、精が切れると気を失い、呼吸が弱くなる始末。少しずつなどと悠長な事は言ってられなかった。
「や、やめてくださいっ、脚そんな開いちゃ…ッ!」
「こうしないと奥までちゃんと精を注げない。ほら、さっき注いだ僕の精が隙間から溢れてる。全部ココで飲み込まないと駄目だよ」
お腹を撫でながらそう言った僕の言葉に顔を真っ赤に染める彼女。結合部を視姦する程度の少しの意地悪にも恥ずかしがって瞳を潤ませている。
「そろそろ次を出そうか」
「だ、だめ…っ、あぁ…っ、そんなにナカに出したら、あ、赤ちゃん、出来ちゃう…っ!」
「…できないよ。当分は」
召喚された姫は皇子との間に跡取りを宿す。だけど彼女の身体が身籠れるようになるのは、この世界の空気の耐性ができてからの話だ。半年か一年、もしくはそれ以上か、僕たちは繰り返し身体を重ねる必要があるだろう。
「ひぁ…あ…っ、ソ、ソコ…は、待…っ!」
「あぁ、ココ好きなんだ。じゃあ、次はココで出そうか。少し激しくするよ」
「やぁあ…ッ!?だ、だめ、あぁあ…ッ!」
「ん…っ、く…ッ!」
儀式など迷信だと馬鹿にしていた。異世界の姫など興味はなかった。そんなものの力を借りなくても、自分の力で世は治められるのだから。
だけど彼女と繋がっている今、人生の欠けたピースが初めて埋まったような心地よさがあった。
「ふぁあ…ッ、待…っ!?い、いまダメ…っ、止まって…ッ!」
「だって君の奥がまだ欲しがって締め付けてくるから」
不思議だ。一滴も残らず注いだつもりなのに、彼女との行為の最中は、射精をしてもソレは変わらず硬さを維持していた。むしろ出せば出すほど、より濃い何かがはち切れそうに次を求めていた。
「ひぁああ…ッ!?」
「イイ声。突くよ?」
「あぁあん…ッ!皇子、さま…っ、だめ、もう、力入らな…っ、んん"…ッ!」
涙目で懇願する彼女の頬を包み、唇を重ねる。力が入らないと言うくせに、キスと同時にキュウっと締め付けてくる彼女のナカに微笑むと、腰を激しく打ち付けた。
「あぁああ…ッ!ソ、ソコ、待って、激し…の、だめ…ッ、ズンズン、しないで…ッ!ひぁあ…ッ!」
腹の奥から彼女を求める衝動が湧き上がってくる感覚に戸惑っていた。今までどんな女性にも抱いたことがなかったその感情は、世に言う恋や愛と言うものなのか。
しかしそれは、彼女と出会う前から、ひょっとしたら皇子が生まれるもっとずっと前から決まっていた運命(さだめ)のようにも思えた。
「お願…っ、ああ…ッ!やぁあっ、もう…ッ、待って…ッ!」
逃げようとする彼女の腰を持ち上げ、引き寄せるようにお腹側を執拗に擦る。腰を突き出すような体勢で自由を奪われた彼女は、真っ赤な顔で切羽詰まった喘ぎ声を上げる。
「だっ、だめだめ…ッ!ひぃん…ッ!やだ、イっちゃう…ッ、ふぁあッ、あぁああーー…ッッ!」
「一回イったぐらいで逃がさないよ。ほら」
「ひぁあん…ッ!?イってます…ッ、いまダメ、待って…ッ!ああ"…ッ!?は、離して…ッ!イ、イってる、イってるから、だめ…ッ、もぉ…ッ!」
「あぁ、潮が出てきた。身体は悦んでいるね」
「あぁああ…ッ!?ダメダメダメ…ッ!ひぁあ…ッ!待…ッ、出ちゃう…ぅッ!止まって…っ!?いまソコ掻き出すの、ダメ…ぇ"っ!もう…っ、あ"ぁああ"…ッ!!」
七日七夜の花加護。朝も夜もなく続くそれは、まだ始まったばかりだ。
End
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