「最後に抱いてもいいかな」
来月から渡米する彼女と別れる日、俺は彼女にそう尋ねていた。予想外の問いだったのか、彼女は一瞬驚いた顔をしたが、すぐに頬を赤くして頷いた。
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「ま、待って…、もう、そこ吸うの、やめ…っ、あぁああーーッ!」
跳ねる彼女の身体を抑えつけて、陰核を吸い続ける。まだ前戯なのに散々追い詰められた身体は汗ばんで、湿った甘い匂いが充満していた。
「お、お願い…っ、もういいから…っ!」
涙目でそう懇願する彼女に促され、避妊具をつけて一気に貫くと、短く喘声を上げた彼女が再び達した。
「入れてすぐイクとか、どうしちゃったの」
「やぁああ…ッ!い、いま動くの、待って…っ、気持ちいいのが、終わらな…っ!」
「そんな感じてるの、初めてだね」
そう言って、身体を捩る彼女の腰を掴んで強引に挿抜を続ける。キュウキュウと締め付けるナカがイってるのはわかっていたが、無理矢理に自身を擦り付けた。
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" 別れたほうがいいと思うんだ "
そう口に出したのは、俺からだった。新しい世界に飛び込む彼女を、縛り付けたくはなかった。
「ダ、ダメこれ…ッ!ひぁああ…ッ!イ、イクの、止まらな…ッ!んん"…ッ!!」
付き合っている間、こんなに激しく抱いたことはなかった。抱きたい気持ちはあったけど、欲を抑えてなるべく理性的に優しく抱くのが、彼氏としての誠意だと思っていた。
だけど、今日はどんなに喘いでも止めてやる気にはならなかった。限度なく溢れて止まらない彼女への欲が本来の俺で、それを刻みつけておきたかった。
「やぁああ…ッ!こ、壊れちゃう…ッ!い、一回、止まって…ッ!ひぁあん…ッ!」
「大丈夫。まだ、締め付ける元気があるから、壊れないよ」
こんなに近くにいるのに、この行為が終わったら触れることも叶わない遠くに彼女は行ってしまうのだ。
このまま壊れるほど抱いたって、引き留めることは出来ないのに、胸の奥から沸いてくる欲情は抑えることができなかった。
「だ、だめ…ぇ…ッ!んん"…ッ、あっ、また、イクッ、イっちゃう…ッ!ああぁああーー…ッ!」
最後だから、狂うまで抱くよ。君が俺を忘れないように。
End
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