深夜に酔っ払った状態で訪ねてきた幼馴染の弘輝。お酒のせいで隠してきた想いが溢れてしまって…?
蜜柑:一人暮らし中。サバサバ系鈍感女子。
弘輝:幼馴染み。酔っぱらい中。
ピンポーン♪
夜の12時過ぎに鳴ったインターホン。こんな時間に女の一人暮らしの家に訪ねてくるような色気のある相手は残念ながらあたしにはいない。
そうなると一番に浮かぶのは不審者で、警戒心をMAXに上げて恐る恐るモニターを確認すると、そこに映ったのは幼馴染みの弘輝だった。
なんだ、こんな時間に迷惑な…、と呆れながら、気心知れた相手にあたしは悩むことなくドアを開けた。
なのに、それが何故、こんな事態になっているのだろうか…
-
「ちょ…っ!?弘輝…っ、何…っ」
「蜜柑…」
ドアを開けた途端、抱きついてきた大きな身体にふわっと包まれたのも束の間、そのまま伸し掛かってきた体重に重すぎて廊下に倒れ込む。
「てか、酒くさ…っ!なんなの…っ」
酔っ払いの下敷きになったあたしは、弘輝を押し退けようと藻掻く。子供の頃のように抱きつかれても、今のあたしに大の大人の弘輝を支えられる訳ないのだから手加減してほしいと思いつつ、これだけ酔っていたら何を言っても無駄なこともわかっていた。
「弘輝?ベッド貸してあげるから、行ける?」
「ここで、いい…」
いやいや、あなた。全然よくないですよ。
あたし、潰されてますから。
「こんなとこで寝たら風邪引くよ?」
「大丈夫…。蜜柑が温かいから…」
一応、あたしといる認識はあるのか。
家主のあたしが弘輝に潰されながら廊下で寝るとか、意味わかんないけど。
「俺ね、蜜柑が大好きなんだ…」
「…!?」
「ちっちゃい頃から、俺のヒーロー…」
あー…
確かに、幼稚園の頃とか、身体の小さかった弘輝を助けたりしたし…?
てか、そんなこと普段は全然言わないじゃん。
いきなり、大好きとか、びっくりさせないでよ。
「幼稚園のお泊り会で、俺が泣いたときも…、蜜柑が隣で寝てくれて…」
あー!
そうだった、そうだった。懐かしい。
あの頃の弘輝は可愛かったなぁ…
「小1の運動会で、かけっこで俺が転んだときも…、掛け算で8の段覚えられなかったときも…、日光の遠足で迷子になったときも…」
あ、うん…。
てか、弘輝、すごい覚えてるじゃん…
そんな事、あたしは忘れていた。だって、中学ぐらいから、弘輝はあたしに面倒見られるのが嫌そうになって、小さい頃の話をするのも避けているみたいだった。
気づけば外見もどんどん大人っぽくなって、今では弘輝の方がしっかりしてる。こんなに酔っ払うのだって珍しい。
「蜜柑は、いつも誰よりも格好いいヒーロー」
「弘輝、わかったから、もうベッドで寝よ?」
「なのに、俺…、もう抑えられる自信が、なくて…」
そう言うと、弘輝は顔を上げ、そのままあたしと唇を重ねた。
「んん…ッ!?」
突然の事に顔を逸らそうとすると、強引に頬を包んで戻され、こじ開けられた唇から濡れた舌が絡まってくる。
「ん…っ、ぁ…っ、んん…ッ!」
突然過ぎて、理由も分からず、受け入れるしかなかった。強いアルコールの香りと、唾液を纏った舌の感触がリアルで、だけどなぜか、嫌ではない自分がいた。
-
長いキスに息が上がって頭がボーッとしてきたころ、胸のあたりで弘輝の手がモゾモゾと動く。
「…っ!弘輝…!?」
「夢の中なら、いいか…」
「ゆ、夢…!?何、言って…、ひぁあ…ッ」
「蜜柑、ブラしてないんだ…。乳首、可愛い…」
「やぁ…っ、指で、クニクニしないで…っ!」
「すぐ固くして、エッチ…」
ち、違う…!弘輝が変な触り方するから…!
ブラだって、こんな時間に人が来るとは思ってなかったからで…!
「ま、待って、弘輝…っ、ふぁ…っ」
「本物の蜜柑も、こんなおっぱい柔らかいのかな…」
指先で器用に先端を擦りながら、柔らかさを確認するように胸の膨らみを揉まれる。ずっしりと伸し掛かってきている体重のせいで、うまく抵抗ができない。
「弘輝…っ!あたし、夢じゃなくて本物だから、待って…!ぅわ…っ!」
ワンピース型の部屋着の裾を持ち上げられる。顕わになった脚にヒヤッとした空気を感じたのも束の間、弘輝があたしの脚を開き、閉じられないように間に身体を入れた。
「弘輝…っ、だ、だめ…ッ!」
「パンツは、履いてるんだ…」
「あ、当たり前でしょ…!ちょ…っ!」
「触るよ…?」
「嘘…っ!?ひぁ…っ!ま、待って…ッ、指、駄目だってば…ッ!」
スリスリと下着越しに弘輝の指が割れ目を上下に撫でる。中心部をクルクルと指で数回擦られた後、弘輝が耳元で囁いた。
「いつから、こんな濡らしてたの…、キスのとき…?」
「濡…っ、う、嘘…っ、違…っ!」
「可愛い、蜜柑…」
「ち、違うから…ッ!ひぁあ…!?」
素早く下着をズラされ、そのまま弘輝の指が、ツプ…っとナカに挿入った。
「わかる…?ほら、トロトロ…」
「あぁ…っ、ふ…っ、待って…、だめ…」
挿入ってきた指が、慣らすようにナカを探る。ビクンっと身体が反応した箇所で弘輝が抽挿を始めた。
「ココ、気持ちいい?蜜柑…」
「んん…ッ!ち、違うの…っ、ふぁっ、ちょっ、待って…ッ、あん…っ、ゆ、指動かすの、止めて…ッ!」
「可愛い声出てる。そういう声、ずっと聞きたかったんだ」
「は、激しくしないで…っ、ひぁあ…ッ、あん…っ、やだ、そんな擦っちゃ、だめ…ッ!ふぁあ…ッ!」
「俺の指締め付けて喘ぐの、最高に可愛い…。ほら、腰動いちゃってる…」
顔から火が出そうだった。弘輝相手にこんな事して、動揺しながらも、感じている身体。
制止しながらも、弘輝にこういう触られ方をするのは予想外に嫌ではなくて、素直に快感を受け入れた身体はあっという間に昇り詰めようとしていた。
「弘輝…っ、だめ…ッ、これ、イっちゃう…ッ!あぁあ…ッ、待って…ッ、んん"…ッ!」
「いいよ、イクとこ、見たい…」
「んん"…ッ!ふぁあ…っ、イ、イク…ッ、ああぁああーー…ッ!」
そうして、あたしは訳もわからず絶頂を迎えた。
-
数秒間の痙攣の後、一気に力が抜けて絶頂の余韻の中で息を整えていると、弘輝があたしの頬にキスをした。
そして、そのままズシッと体重を掛けてきた。
「お、重…っ、弘輝…っ、重い…」
「スー…、スー…」
「え…、弘輝…!?」
「スー…、スー…」
聞こえるのは規則正しい寝息…
人騒がせな酔っ払いは一瞬で眠りに落ちたらしく、あたしは呆気に取られながらも、安堵の溜息を付いた。
明日、目が覚めたら、何て責めてやろう?
それより先に、あたしも好きだと、伝えてみようか…?
End
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