「んん"…、ふ…っ、ん…っ」
手首に冷たい金属の感触。ベッドの上で、あたしは身体の疼きに耐える。目隠しで視界を塞がれ、手錠で自由を奪われていた。
「裸の女の子に手錠って、最高のアクセサリーだよね」
「ハァ…、な、なんで…、こんなこと…」
「身体、辛そうだね。まぁ、さっき飲ませたの、いつまでも我慢できるような媚薬じゃないからね」
落ち着いた低い声の主は、大学でゼミが一緒の有馬くん。頭が良くてクールな彼は目立つタイプではないけれど、秘かに好意を抱いている女の子は何人もいる。
そんな彼が、手錠とか目隠しとか媚薬とか、こんな怪しいことをする意味がわからない。
「こんな状況で何か考え事してる?余裕あるね」
温かい大きな手が下腹部を撫で、そのまま長い指が割れ目を伝った。
「さ…っ、触らないで…っ!」
「少しだけだよ。そのままじゃ、疼いてツライでしょ」
「んぅああ…ッ!だ、だめ…っ!」
「トロトロ。クリもしっかり勃起してる」
普段の数倍、身体が敏感になっていた。前後に撫でるだけの指の動きも、今のあたしには鋭敏すぎて、強制的に快感が湧き上がってくる。
「んぁああ…ッ、や、やめて…ッ!」
「大丈夫。ちょっと気持ち良くなるだけ」
「あぁ…ッ!だめ…っ、待って…ッ!んッ、んん"ー…ッ!」
快感に腰が浮き、イキかけたところで、指の動きが止まった。昇り掛けた身体が、疼きを逃がせず、切なく降りてくる。
「ハァ…っ、んん…ッ、なん…で…」
「ふふ。僕の指で、イキたかったの?」
少し意地悪なその問いに、理性を取り戻したあたしは慌ててフルフルと首を振った。
「だよね。代わりにいい物をあげる。さっき見せたよね?」
そう言うと、手錠で拘束されたままの手に、重量感のある無機質なそれを握らされる。目隠しをする前に見せられたバイブという男性器を模した物だ。
「それを使って、自分で好きなだけ、慰めるといいよ」
「……っ!」
「ほら、我慢できないよね、もう」
そう耳元で囁きながら、あたしの手に握られたソレを大事な箇所に促す。入口に当たる大きくて硬い先端の感触に息を呑む。
「いま挿れたら、気持ちいいよ?」
もはや耳に当たる息と低い声にすら感じてしまっていたあたしは、握っていたハイブをグッと自身に押し付けた。
「ふぁ…っ!ひぅ…あ…っ!」
太くて硬いソレが、あたしのナカを満たす。と同時に、彼が根元のスイッチを入れ、低い唸音と共に獰猛な振動が始まる。
「あぁ…ッ!んん…っ、ハァ…ッ」
キュウキュウと締め付ける内壁に抗うように、バイブが力強くナカで唸る。堪らなくなったあたしは、ソレを前後に動かし始めた。
「凄いね。緑野さんみたいな大人しい子が自分でバイブを玩ぶ所が見られるなんて」
「んん"…ッ!あぁあ…っ、ふぅ…っ、やぁ、あぁあん…ッ!」
「僕がずっと可愛いなって思って見てたの、知ってる?」
答える余裕なんてなかった。恥ずかしい姿を見られているのはわかっていたけど、止められない。沸き上がる熱に急かされるように、抽挿を続けると、すぐに身体が痙攣し始める。
「ひぁああ…ッ!あ…ッ、も…っ、イク…ッ!あぁああーーッ!!」
全身が跳ねて、あっという間に絶頂を迎えていた。全身に広がる快感にバイブを握る手を緩めると、有馬くんが急にソレを動かした。
「ひぁ…っ?ダメ、待って…っ!いま動かすの、やめて…ッ!」
「緑野さんが自分で挿れたバイブだよ?せっかくだから、もっと遊ばないとね?」
「ひぁあ"…ッ!だめ、だめ…!イ、イったから、お願い…っ、い、一回止めて…ッ!」
「イったら終わりなんて誰が決めたの。僕が手伝ってあげるから、もっとトロトロで可愛くなろうね?」
End
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