「ぎゅってして…」
蜜柑がこの言葉を言うとき、それはイキそうな合図だ。
「もうイクの? まだ挿れたばかりだけど」
少し意地悪にそう言うと、蜜柑が恥ずかしそうに視線を逸らす。前戯で散々焦らしたソコが、もう限界なのはわかっている。だけど、欲しがる姿を見たくて、ワザと気付かないフリをする。
「動くよ?」
「あ…ッ、んん…っ、やぅ…、あぁ…っ」
収縮する内壁に抗うように抽挿する。既に感度が上がっている蜜柑の身体は、一気に昇りつめようと太腿を震わせる。
「まだ駄目だよ。ほら、力抜いて」
「んん…っ、あ…う…」
閉じようとする蜜柑の脚を大きく開き、腰の動きを緩める。昇れなかった身体に蜜柑が物欲しそうな声を漏らす。
「そんな声出して、イキたかった…?」
「ち、ちが…!」
恥ずかしそうに蜜柑がシーツを掴みながら視線を逸らす。真っ赤に頬を紅潮させているくせに、強がって可愛い。
「ひあ…っ!?」
「ココは、素直なのになぁ…」
結合部を視姦しながら、おなか側の弱い箇所を擦り上げる。出し入れするたび、トロトロに濡れた蜜柑のヒダが、音を立てながら俺に纏わりついている。
「エ、エッチ…! そんな見ちゃダメ…!」
「見るでしょ。蜜柑のココ、ヒクヒクしながら俺の咥えちゃってエロ…」
その言葉に、蜜柑のナカが、キュウウ…ときつく俺を締め付ける。一気に全てを搾り取られそうな感覚に、背筋がゾクッとする。
「恥ずかしいこと言われて興奮してんの? 蜜柑の方がよっぽどエッチじゃん」
「も、もういいから…!ぎゅってしてよ、もう…!」
そう言って真っ赤な顔で蜜柑が両手を広げる。可愛い。恥ずかしすぎて怒った顔も、素直にイきたいって言えないのも。
惚れた弱みだよなぁと小さく苦笑すると、俺は蜜柑に覆い被さり、そのままギュウと抱き締めた。首に回された蜜柑の腕が抱き締め返すのを確認すると、俺は愛しさをぶつけるように腰を沈める。
「んん…ッ、弘輝…っ、すき…っ、ひあぁ…ッ、大好き…っ!」
単純なヤツ。抱き締めた途端、大好きだなんて。そんなとこが、堪んなく可愛い。
「あぁあっ、イ、イっちゃう…ッ、弘輝…っ、あぁ…ッ!」
腕の中で蜜柑の身体がビクビクと震えてる。あー…、俺も理性飛ぶ…
「ひぁあ…ッ、も…イク…ッ、イっちゃう、あぁああ──…ッッ!!」
「ハァ…っ、ん…っ、出る…っ!」
結局、なんだかんだ言って、俺も蜜柑を抱き締めて果てるこの瞬間にハマってる。だからまぁ、蜜柑が「ぎゅってして」って言ってくれるのは、いつだって嬉しいのだ。
End
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