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「あいつ、お前んトコにいるんだろ。俺が仕込んだ身体で、毎晩ヤってんのかよ」

その日の昼間、拘置所の鉄格子の向こうで、ふてぶてしい態度をした罪人は開口一番そう言って笑った。これから何年も掛けて牢屋で自身の罪を償うというのに、まだ彼女への執着を捨てていないらしい。

「まさか。君の所にいた女性は全て然るべき場所で保護しているよ」

そう返答して笑い返す。実際には彼女はうちの屋敷にいるのだが、悟られないように人と話すのは慣れている。

「そもそも君は、どうして僕を呼んだの。黙秘を貫いていると聞いているけど?」

正直、会いたくはなかったが、何でもいいからこの罪人からできるだけ話を引き出して欲しいと、ここに来る前に言われていた。完全黙秘するコイツが唯一呼んだ俺を糸口に、事件の詳細や余罪を探りたいらしい。

「お前、アイツに潮吹かせたことあるか?」

「は…?」

「潮吹きも知らねぇのかよ、お貴族様は。クリ苛めると簡単に吹くんだけどな」

「なんの話を…」

「お前に上品に抱かれても、俺が仕込んだあのエロい身体には物足りねーって話だよ」

そう言いながら、男は挑戦的に俺を見て笑った。彼女は自分の物だと言うかのように。そして実際に、おそらく彼女の身体はこの男との行為を求めている。

「君の話は聞く価値がないみたいだね」

俺は立ち上がると帰り支度を始めた。例え、今後も彼女がこの男を求め続けたとしても、彼女を返すことは絶対にない。何より、これ以上ここにいたら、怒りでどうにかなりそうだった。

「これ、アイツに渡してくれよ」

部屋を出ようとした俺に、その男はそう声を掛けた。右耳のリング状のピアスを外しながら。

「アイツ、これ気に入ってたからさ。お前も気に入ると思うぜ」

そう言って、男は愉しそうに俺を見て笑った。

-

「これ、何かわかる?」

「……っ!」

その晩、入念に消毒したそれを彼女に見せると、彼女の表情が変わった。それは恐怖のようだったが、同時に頬が赤くも染まっていた。

何の変哲もないリング状のピアス。安物の赤いガラス玉が一つ付いていた。

「耳に、ピアスの穴でも開けられてる?」

「み、耳では、なくて…、その…」

そこまで言うと彼女は恥ずかしそうに俯いた。

「ごめんね、調査のためだから。どこか教えてくれるかな」

そう言うと、彼女はコクンと頷いて、洋服を脱ぎ始めた。

-

ベッドの上で大きく脚を開いた彼女は、恥ずかしそうに割れ目を指で拡げた。予想外の場所に内心では戸惑っていたが、冷静に振る舞う。

「あ、あの…、上の方の、ここの…」

「ごめんね。このままじゃ、わからないから、少し触るよ」

そう言って尿道の少し上の皮を持ち上げる。ピンク色で控えめにプクっとした突起をよく見ると、上下に僅かな穴が開いていた。

「これだね。付けてみてもいいかな」

「は、はい…、ひゃあ…ッ!」

ピアスのリング部を、そっとその穴に通すと彼女から嬌声が上がった。そのまま留め具を固定すると、突起の上で可愛らしくガラス玉が光っていた。

「こんなトコにアクセサリーとか、悪趣味だね」

「んん…ッ!」

軽くガラス玉に触れただけなのに、彼女の身体がビクンッと跳ねた。

「ま、待って…!だ、だめです、動かしちゃ…ッ!あぁん…ッ!」

リングに通されたガラス玉を指で上下に動かすと、彼女から甘い声が漏れる。ガラス玉の下のこの突起はかなり敏感な性感帯のようだった。

「アイツにこれでどうされてたの」

「そ、そうやって、上下に…っ、で、でもダメなんです、コレ…ッ!す、すぐイっちゃうから…ッ」

「どれぐらいすぐイっちゃうのかな」

「やぁああ…ッ!コ、コロコロするのだめです…!触らないでくださ…ッ!ビ、ビクビクが来ちゃう…ッ!」

「ココが腰浮かすほどイイなんて、知らなかったな。いいよ、ビクビクして、そのままイこ」

「んんん"…ッ!だ、ダメ…ッ!イ、イク…っ、イっちゃいます…ッ!あぁあああーーッ!!」

あっという間に達した彼女は身体を痙攣させながら、余韻に息を整える。ヒクヒクと震えるソコは先程よりも大きく膨らんでいて、ガラス玉に軽く押しつぶされていた。

「へぇ、気持ちいいと膨らむんだ。ココ、男性器みたいだね」

「待ってくだ…ッ!い、いまソレでコリコリするの、ダメです…ッ!んん"…ッ、さ、さっきより、つよいの、やぁ…っ!」

「ああ、さっきより膨らんで強く当たるんだね。よく出来てるな」

「ひぃんん…ッ!や、やめ…ッ、らめ…っ、おかしく、なっちゃう…ッ!」

制止する彼女を押さえ付けて、ガラス玉を弄び続ける。僅かに凹凸のあるそれは安物だからかと思っていたが、この凹凸が不規則に当たるのが良いようで、計算された物のようでもあった。

「つ、つよいの、これ以上らめ…ッ!コ、コリコリやら…ッ!で、出ちゃいます…ッ!ひぃん…ッ!!」

必死に腰を捩らせる彼女を逃さないようにガラス玉を押し付けてグリグリすると、全身が数回跳ねたのち、彼女のソコから透明な液体が勢いよく噴き出した。

「ひぅ…ッ!ご、ごめんなさ…っ!ああぁ…ッ、と、止まりません…ッ!やぁあ…ッ!」

尿とは違う水のようなサラサラしたそれに、あの男が言っていた"潮吹き"の意味を理解する。そして、この硬くなった俺自身で彼女のナカを犯しながらココを弄んだらどうなるのだろうと想像したら、俺の下半身は痛いほどに勃起していた。

End
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