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「あ、あの…、及川くん…?」

放課後の教室。
西日の差した窓際の下で、壁に寄り掛かって座った及川くんの上に私は跨がっていた。

勝負は惨敗。
約束していた"深くて長いキス"を、これからするところだ。

「こ、この体勢じゃないとダメなの?」

「その体勢じゃ足りないかな」

体重をかけないように遠慮がちに上に跨がっていた私の腰を及川くんがぐいっと抱き寄せる。

身体を預けるような体勢で及川くんとの密着度が上がる。

「あ、あの…っ」

「いいね。蜜柑ちゃんから迫られてる感ある」

満足そうに笑う及川くんの手が頬を包み、キスを促される。仕方ない人だと思いながら、目を瞑り、そのまま唇を重ねた。

柔らかい唇の感触に頬が熱くなって、及川くんがしてくれるキスを思い出しながら、ついばむようなキスを繰り返す。

「もっと深く…」

頭を押さえられ、強制的にキスが深くなる。絡めるように舌が入ってきて、形勢はあっという間に及川くん主導に逆転している。

されるままでは駄目だと舌を必死に絡めていると、及川くんの手が太ももに触れた。

「……っ!」

ビクンと反応した私の身体には気にも止めずに、骨張った大きな手が肌を上下に撫でるようにしながらスカートの中へ侵入する。

脚の後ろ側を伝い、下着との境界に指先が入ると、そのままそこを撫でられる。お尻なのか太腿なのか、微妙な位置だ。

「んん…っ、待っ…」

「駄目。深くて長いキスって言ったじゃん」

私の言葉を抑え込むように、強制的にキスが再開される。抱き締められると同時に、及川くんが片側の膝を立て、開脚した私の下着越しにグイグイと押し付けられる。

「ん…ッ、んぅんん…っ!」

前から後ろから、上から下から、何が何やら大大大パニックなところで、フッと唇が離れ、全てが解放された。
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