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「召喚魔法か…」

あたしは今、おじいちゃんの古い魔法書を読んでるところ。このままあいつに抱かれるままなんて嫌。あたしだって悪魔のはしくれだから魔力でなんとかなんないもんかって思って。

でもって見つけたのが召喚魔法。あたしだけの力でなんともできないなら、魔界の生物に助けてもらえばいいんじゃないかと思いついたの。

でも…
難しいんだよねぇ、召喚魔法って…

一応、魔法学校に行ってたときに何度かやったけど、苦手だったんだよね。あのときよりはあたしも少し成長してるはずだけど、やっぱ生物を魔界から無理矢理呼び出しちゃうわけだから、今のあたしでも少し高度な魔法なんだ。

「やっぱ植物にしようかなぁ…」

あたしは植物のページをパラパラめくっていく。意志を持たない植物は、動物に比べて多少召喚もしやすいんだ。

マクヤブリ
属性:マメ科
体長:3〜4メートル
難易度★☆☆☆☆

ふいに目にとまった植物。写真を見る限り、なんだかジャックと豆の木って感じ。小さめなのがちょっと頼りないけど難易度1で済む。この子を天使に巻き付かせてる間にあたしが逃げる!とか、使い方次第ではいけるかも。

「うん、この子にしよっと!」

そうしてあたしは空に指で魔法陣を描き、期待を胸に早々と呪文を唱えた。

「ξэяйα£…!!!」

ボンッ…!!
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