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「こ、来ないで来ないで…ッ!」

頭からシーツを被ってそう俺を拒否する蜜柑。この前まで大人しく受け入れてた癖に今日は何故か逃げ回られている。

「来ないでって…。蜜柑、また憑いて来てんじゃん。どうすんの、それ」

「じ、自分で何とかするから、放っといて!」

「放っといてって…」

そもそも何とかできないから俺がわざわざ一緒に住んでるわけで。

つーか、そんな甘い匂い撒き散らして、こっちの身にもなってほしい。

ジワジワと部屋の隅に追い詰めると、腕を掴んで壁に押し付けた。

「捕まえた。何を逃げてんの」

覗き込み、目が合うと蜜柑の顔がみるみる赤くなった。

頭の中にハテナが浮かぶ。
逃げる理由も赤くなる理由も、全く意味が分からない。
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