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「よくわかんないけど、とりあえず、中のそいつ何とかしないと」
「い、嫌…っ!」
「は…?」
「楓とするの、無理…!」
赤い顔でそう言う蜜柑の言葉は、刃物のようにグサッと俺を刺す。
「なんで急に…」
「た、ただの幼馴染みなのに、そういうコトするの、やっぱ違うじゃん…!」
一般的にはそうだが、俺たちの場合は状況が特殊だ。蜜柑が自分で憑いたものを何とか出来ないのだから、仕方ないじゃないか。
いや、待てよ…。
想像したくなかったけど…
「もしかして蜜柑、好きなヤツでもできた…?」
「……っ!?」
図星だと言うように蜜柑が増々赤くなる。つまり、他の男が好きなのに俺とこういう事はできないということだと理解する。
「ち、違うから…っ」
そう言いながら目を反らす蜜柑を見て、思わず指先に力が入る。
俺の蜜柑に手出してんのはどこのどいつだ。
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