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「直人…!ええええっと!!」
「文字子…、もしかして俺のメガネ外した…?」
明らかに動揺しているあたしを見て全てを察したようで、直人があたしに瞳を向ける。
「え…えっと…っ、あ、でもほら!メ、メガネなくてもかっこいいよ!ほ、惚れ直した…っ!」
「………」
慌てて弁解するあたしを、無言で見つめる直人。
「……直人?」
「文字子、俺のメガネどこにしたの…?」
「さ、さぁ…?」
「悪い子…」
「きゃ…っ!」
ドサ…ッ
視界がグルッと反転して、あたしは一瞬のうちにベッドに仰向けにされて、直人に押さえ込まれた。
「直人…!?」
「俺のメガネは?」
真面目な顔で直人が聞く。でも、言いたくない。せっかくメガネ外した直人が見れたんだもん。もうちょっと、見ていたい。
黙ったままのあたしを見て、直人が軽く溜め息をつく。
「言わない気…?」
「………」
無言のあたし。だって言いたくないし。すると直人はいきなりあたしの耳元に顔を埋め、舌を這わせた。
「ちょ…っ、直人!?」
「早く言わないと襲うよ…?」
ーーーッ!?
耳に触れるくらいの近さで囁かれた言葉に、一気に頬が熱くなる。“襲うよ”だなんて、いつもの直人からは考えられない言葉。
直人はそのまま、あたしの耳にフーっと息を吹きかけた。
「ひゃ…っ!?」
「相変わらず耳弱いな…。つーか文字子、襲われんの、同意?」
「え…!?」
「だってこの手、全然逃げる意志を感じないけど…」
そう言うと突然、直人は今まで押さえつけていたあたしの両手を頭の上で一つにまとめた。そのまま、ベッドの端に掛けてあったネクタイで縛ろうとする。
「ちょっ…何して…っ」
「身動き取れないのって、興奮しない?」
「なっ…バ、バカ!しないから…!」
あたしは慌てて身をよじって逃げようとする。
「は、離してっ」
「だーめ。襲うって言ったじゃん。いつもと同じ抱き方じゃ意味ないし…」
「やっ、やだ!ってか、さっきシたばっかじゃんっ」
「んー…でも今日は1回しかしなかったから、文字子もまだ余裕あるんじゃない?」
なっ、ないないない…!
だって、直人は1回しかしてないかもだけど、あたしは前戯も含めて3回もイったもん!
「俺のメガネ隠すイタズラが出来るくらい元気なんでしょ。俺、縛ってするの、一度やってみたかったんだよね」
「メ、メガネなら返すから!」
「んー…、なんかもうスイッチ入っちゃったからメガネは後でいいや。おとなしく襲われな」
そう言いながら直人は意地悪く微笑むと、すばやくあたしの手を縛り、ベッドの端に固定した。
「や、やだよ?直人…」
あたしはすがるような気持ちで直人を見た。
けど…
「いいね、その目…、苛めたくなる」
直人はそう言って、強引に唇を重ねてきた。
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