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ほんの好奇心だった。蜜柑って酔ったらどうなんのかなーって。俺、今まで蜜柑と酒を飲んだことがなかったから、酔ったとこなんて見たことなかったんだ。

ちょうど蜜柑が俺ん家に遊びに来てたし、ジュースのフリしてこっそり…ね。

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30分後、先程まで楽しそうに話していた蜜柑は急に話さなくなりニコニコと笑っている。とりあえず気持ち悪くなったりはしてなさそうだ。

「悠樹…」

「ん…?」

「なんらか…ふわふわすりゅ…」

ふわふわすりゅ…って…。か、可愛い…。

予想通りというか何というか、つまり、蜜柑は酒に弱いみたいだ。

ろれつがまわりきれてない話し方が子供みたいで可愛くて、でもそれとは逆に、俺を見つめるトロンとした目付きは何だか色っぽい。

あれ、これなんか…、ちょっとクるな…

そんなことを思いながら、つい自分の躰が熱を秘めていくのを感じる。

あ、いや…こればっかりは男のサガというかなんというか…。まぁ、抱くつもりで蜜柑を酔わせたわけじゃないから我慢するし!

と言いつつ、この決意は後でもろくも崩れ去るんだけど…

「ねぇ、悠樹、ぎゅーっれして?」

「ん?いいけど…」

俺は座っている蜜柑に近づき、優しく抱きしめる。

「もっと、ぎゅぅー」

「え…っ!? あ、うん…!」

言われるままに俺は抱きしめる腕の力を強める。

え…、これ可愛いすぎないか…
普段はこんなことしないのに、蜜柑、酔うとこうなるんだ…

腕の中の柔らかい感触に理性を奪われそうになりつつ、なんとか自分を抑えていると腕の中の蜜柑が口を開く。

「悠樹…なんだかすごく熱い…。あたし、びょーき…?」

や、酔ってるだけですよ、蜜柑ちゃん!

「ね、悠樹…」

「ん…?」

「注射して。あたし、熱すぎて死んじゃう…」

ち、注射ーーー…!?

そ、それはアレか!?
俺のアレを蜜柑のソコに…!?

って、何考えてんだ俺…!!

「や…、待って蜜柑、何言って…」

「だって、注射すると熱が下がるのー」

そう言って蜜柑は俺にぎゅーっとしがみついた。

うぅ、可愛い…

も、もうこれは…
我慢しなくても許されるよな…

てかもう、もう勃っちゃってるしな…
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