制裁生彩


Dグレ夢
ノア側転生女主(少女)


「千年公、」
「今日も良い悲劇を。」

ローズ・キャメロット
ロードの姉
シェリルの義娘
見た目は17歳辺り
普段:金髪の毛先ウェーブに蒼目
ノア:黒髪全体ウェーブに朱目
第0のノア、「愛(ミア)」
擬態が出来る

「…ユタは冷たいね」
「きっと、私は要るべきじゃない」
「私は、皆愛したいのに」
「AKUMAは言わば愛の結晶…。
他からは殺人兵器でも、私からすれば大切な仲間(家族)──」


所持AKUMA
ルミナ(ユタ)、レベル4(出会い時)
見目はリナリーの茶髪ウェーブ版(妹)
ローズ専用のAKUMA
よって千年公の指示にある程度逆らえる
人を殺すのより酒が好き
飲むと必ずローズにべったり
中身はティキ位の男

「My dear.…お遊びも程々に、な?」
「エクソシスト達(お前等)がノア(ミア)を殺す?…はっ!
……てめぇ、今此処で死ぬか」
「あら嫌ですわ、女性にまで手を上げるのですね!(まじタリぃー…)」
「あ゛ー…。ミア不足だわー…」



******



あの日は、酷く《終わり》を感じた。

騒々しいメインストリートから外れた、小さな道。治安が悪くとても赤子では生きられない、そんな場所で──。
私は産まれた。

その頃の私はまだ産後数日。ハイハイなんて出来ないし、立つなんて以ての外だ。
でもそうしなければ生きては行けない。
放置されて一週間弱、私を視界にいれる人間はいたが、どれも誰もこんな珍しくない捨て子を拾おうとする者など居ない。特にこんな貧困街だ、私が朽ちるのを今や今かと待ち遠している野良犬共がわんさかといる。
死ねない。──否、死にたくない。

だがもう幾日も食べていない。体力の限界だった。私は神を怨んだ。

「やわっ、ふぇ…、」

口から出るのは言葉にならない音ばかり。赤子とは不便なものだ、立てない・喋れない・視界も良くないの悪点ばかりだ。
しんしんと降り積もる雪になってしまいたかった。そうすれば、少しは安らかになれるのではないか、と。
けれど現実は。
薄暗い路地裏も雪が積もり光を吸収せんとす。いつもより世界が眩しかった。まぁ私には光の加減しか判らないのだけど。
短い手を伸ばすは上。つまり天に手を翳した。そんなに上がらないが。
ああ、視界が、思考が、薄れていく。
うす……れ…て、ぇ?

いた、い。
痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い…っ!!!!

「あ゛っ、あ゛ー!!」

頭が割れる様に痛い。痛いなんてもんじゃない、割れる。
人間は激痛が与えられると声が出にくい様だ。上手く、声が出ない。
死ぬ、とも思った。
涙が、止まらなかった。

いたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたい!
あたま、われちゃう。
誰かに殴られるとか、外からの暴力じゃない、内側からの反響。

多分、そこから記憶が無いから、気を失ったのだろう。
ただ、最後に感じたのは優しくて壊れそうな
温もりだった。






























「おやァ、気が付きましたカv?」

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