純さんと亮さんに報告しといたからな!倉持からそうメールが来たと同時にインターホンが鳴った。はーい。と言いながら扉を開けるとまたまたド迫力のメンバーがそろっている。驚いて固まっていると無事かもな?!といって純さんが私の肩を揺さぶった。今現在進行形でやばいです。なんていうこともできずにされるがままになってると隣にいた亮さんが今純がいじめてるね。といってやっと止まった。
純さん、亮さん、クリスさん。突然の訪問者に驚いたけれど一応もう知り合いなわけなのでそんなにひどく緊張はしなかった。ああ、でもクリスさんはイケメンすぎて眩しい。お前、御幸と付き合うことになったんだってね。紅茶を出してる時突然亮さんに言われて一瞬どきっとしたけど素直にはい。と返した。そしたらなぜか純さんが百面相をしだす。亮さんがそれを指摘してからやっと純さっはちょっとだけ落ち着いた。純、お前のこと妹みたいに思ってるから複雑なんだって。亮さんの言葉を聞いて私は感動で胸がいっぱいになる。純さん・・・!まぁ、なんかあったときは頼れよ。あと、御幸になんかされそうになったときも。そのときは純さんのところに逃げ込みますね。おう。純さんかっこいい!胸をときめかせているとクリスさんが御幸が聞いたら泣くな。といって笑う。そんなことはないと思うけどな。御幸なら寧ろわたしをなかしにかかりそうで怖い。沢村が汚されるって騒いでいた。よほど心配みたいだったぞ。栄純くんまで!そんな心配するようなこと今のところないんですけどね。今のところ、ね。これから起きるかもしれませんが。冗談でそんな事を言ってみると純さんが真剣な顔をしてほんとにあるかもしれねーんだから気をつけろよ。と言われたので素直に頷いた。
夜になってかえってきた御幸はすでに晩御飯を食べている先輩たちを見て目を点にしていた。これは予想外だったらしい。最初こそぶーぶー文句を言ってたもののお酒を出して飲むように進めればやっぱり大好きな先輩たちなんだろう。すぐに機嫌が良くなった。とくにクリスさんのこと本当に尊敬しているようだしね。それにしても・・・・。もう一度男たちの飲み会の席を見ると結構シュールだ。ザルのように飲んでる御幸と亮さん。すでに酔いつぶれてしまってソファーで私の膝に頭を乗せてうちわで風を仰がれている純さん。ゆっくりと大人の色溶け醸しながら飲んでいるクリスさん。なんか不思議な集団だな。
「ところで御幸、お前あいつにどこまで手出ししてるの?純が心配してたけどさ」
その発言にはさすがの私もむせ返った。な、何きいてるのこの人。というか、純さんの完全についで扱いだよね?!隣に座っていたクリスさんもさすがに驚いてるよ。亮さんってそんなキャラだっけ??お酒、お酒のせいかな?あれでも酔ってるのかな??
「どこまでって・・・・大体全部貰ってますよ。もう」
「そういうことなんで他人様に言うの?!」
「あ、事実なんだ。」
「そう言うこと聞くのやめてください!!プライバシー問題です!!」
少し離れたソファーからどれだけ叫んでも亮さんは楽しそうにニコニコと笑うだけだ。御幸まで悪乗りし出している気がする。こ、この酔っ払いども!!いい加減口閉じて寝なさいっ
「でも意外だね。御幸がこんなしょぼいの選ぶっていうのは」
「亮さん本人いますよ。ここにいますよ?!」
「前からどこがいいのって聞いてもはぐらかすしさぁ。この際白状しなよ」
「だって愛くるしいじゃないですか。こいつ。」
こんなことでこんなに赤面してるんですよ。いちいち行動可愛いんですよ。今日だってといきなりのろけ始める御幸に私たちが目を点にするばんだった。



可愛いんです。うちのこ

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