倉持とタダの惚気

[ 3/64 ]

「倉持くん、聞いてくださいな。」
「あぁ?んだよ。」
「この間、連絡だけとってた人と初めて会ったの。顔も好みじゃなかったし、話もそこそこだったんだけど決めつけは良くないよねって。」
「おう。」
「待ち合わせ場所で待つじゃん。相手が今日の服装押しててくれたの。」
「おう。」
「白の短パンに青のTシャツって。白の短パン!?男の短パンとかありえないと思ってるところに一番ありえない白だよ?!」
「おう。」
「しかも見つけたら膝上の短パンだったの。無理だって!!ってなるじゃん。帰りたいキモイってなるじゃん。」
「おう。」
「とりあえずご飯いったらなんかお酒飲んだら女の子って甘えてくるもんじゃない?とか妄想押し付けてくるの。こいつ鬼ヤベエってなったの。」
「俺が短パン履いてたらどう思う?」
「かわいいなって思う。」
「俺が甘えていいつったら?」
「ゴロゴロ甘える。」
「じゃあ、そいつじゃなくて俺にしろって言ったら?」
「洋一がいい。好き。」
「バーカ。最初っからそうしとけ」

prev next
back
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -