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「お前はまた!」
そういって怒られるのは何度目だろうか。
だけど俺は別に良かった
大事なダチの敵を取れたから。それでいい
そう思っていたのに、そのダチは俺を利用していたに過ぎなかったとき。どうしたらいいんだろうな
屋上に出るとすでに先客がいた。そしてそいつは俺の知ってる奴だった
俺と同じく問題児。まぁ、違ったことの問題児だけどよ
「ああ、倉持か」なんて興味なさげにつぶやいた
「あんたまたバカやらかしたんでしょ。」
「うるせぇ」
「あれ、その言い返し。いい加減あのバカ達に利用されてるだけって気づいた?」
こいつ。痛いところを・・・
うるせぇ!と叫ぶとそいつはけらけらと笑って良かったじゃん。なんていう
何がいいんだよ。俺は・・・・
「進路、決まった?」
「東京の学校に、野球のスカウトされた」
俺がそう言うとそいつは驚いた顔をしてすぐに俺の前にやって来る
がしっと肩を掴んでおめでとう!!本当に嬉しそうに笑って何度も同じ言葉を繰り返す。よかったよかった。なんて、なんでお前が言うんだよ
あいつらに行って欲しかった言葉を、どうしてお前が言うんだ
そんなに本当に嬉しそうな顔をして
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