赤司と幼馴染

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「征十郎くん。」

「なんだい?」

「征十郎くんは京都の高校に行くんだよね」

「そうだよ」

「そっかそっか。小中一緒だったけどついいにバラバラになっちゃうね」

「何を言っているんだ?」

「え〜、ちょっとは別れを惜しんでよ。その反応はさすがにさみしいよ」

「いや、別れとは何のことだ?」

「ん?」

「?」

「へ?」

「?」

「いや、高校別々だからさみしいねって話をしてるんだよ?どうして首をかしげるのかな」

「お前が意味のわからないことを言うからだろ」

「え?そんなに説明下手だったかな・・・・」

「そうじゃない。お前と俺が別々の高校に行くという話だ」

「え?だってそうじゃない。私はお父さんに頼んで沖縄に行くって話決まってるし、征十郎くんはバスケの推薦で京都でしょ?」

「お前の高校は沖縄じゃなくて京都だ」

「は?」

「そうお父さんにも話が既に通ってるはずだ」

「ちょっとまって!!意味がわからないんですけど!?」

「また3年間同じだな。」

「え、ちょ、まって征十郎くん!説明して!!!!」


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クリスマスの企画で赤司くんの名前が出た瞬間こんなお話を思い浮かべました。
彼ならやりかねない。そう思うのは私だけだろうか・・・?

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