ジュダルと侍女2

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「おい」

「あ、神官様。こんにちは」

「お前今すぐ俺のいいところ5つ以上挙げてみろ」

「へ!?」

「すぐ出るだろうけどいきなりだから考える時間をやるよ。仕方ねぇからな」

「は、はぁ。ありがとうございます?」

「5秒な」

「それを考える時間として本気で与えているとするなら神官様のことある意味尊敬いたします」

「そうだよ、俺の尊敬できるところ挙げてみろ!今みたいに」

「おバカなところですかね」

「なんだと!?」

「単純な思考回路?」

「お前・・・」

「ああ、でも純粋で可愛らしいとも思いますよ」

「お前・・・」

「あと、筋肉が綺麗です。」

「き、んにく・・・?」

「はい。これで5つです。ご満足頂けましたか?」

「できるわけねぇだろ!」

「面倒な方ですね。ではもう一つ」

「なんだよ」

「とても綺麗な瞳をしていると思います。」

「!」

「ああ、顔もいい男ですしもう少し大きければ恋人として最適な人でしょうね(一般的に)」

「も、もう十分大きいだろ!」

「いや、まだまだ神官様は小さいですよ。お若いですよ」

「年齢のことかよ!?」

「はい。男は30過ぎた頃に熟すものですよ。」

「おっさんじゃん!趣味ワル!」

「失敬な」



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