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「僕たち私たちは本日をもちまして、ここ海常高等学校を卒業します」
「笠松君」
「なんだ?」
「今日で高校も卒業だね」
「そうだな」
「バスケも、卒業しちゃうの?」
「馬鹿いえ。やる時間は減っちまうかもしれねぇが続けるにきまってんだろ」
「そっか」
「お前は」
「ん?」
「続けるのか?」
「何を??」
「俺を好きでいること」
「なっ、んでそれ・・・」
「・・・・。それは聞くな」
「森山君あたりかな。どういう理由か知らないけど。ひどいなー、人の気持ち勝手に言うなんて」
「俺は」
「?」
「俺はもうやめる」
「え?」
「もうバスケ部の主将でもねぇ。ただの一人の男だ」
「もともと笠松君は性別上男だと思う」
「お前の鈍感さもここで卒業してくれてたらよかったんだがな」
「何それ」
「俺やめる。お前と友達でいるのを」
「そ、それは絶交てこと?それを本人の前で普通いう??」
「ばーか、いい加減わかれよ。俺はお前が好きだって言ってんだ」
友人から卒業して彼女になってくれねぇ?
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