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memo

opで大学生パロ

「…っ、…くっ、」
『……』
「…なにやってんだ、トラファルガー」
共通教育の講義。この講義はセツカとトラファルガーもとってるから、どうせならとアイツらの近くに座ってる。今日もいつも通りの場所に座ってる二人だったが、トラファルガーが何やら可笑しなことをしてやがる…いや、あの二人がいちゃつくのは別に珍しいことじゃねぇんだけど(誰だおれのこと寂しい奴っていったのは)…
「なんだ、来たのかユースタス屋」
「この講義取ってんだから来るに決まってんだろうが」
声をかけて初めて気付いたと言わんばかりの反応を見せやがるコイツは…未だにセツカの目元を片手で覆ってる。なんだ、なんでこいつは目隠しなんてしてるんだ?
『おはよ、キッド』
「あぁ、はよ…で、お前らは何してんだ?」
『…わかんない』
「はァ?」
聞けば、何やらじっとトラファルガーが見てきたかと思ったら、いきなり視界を塞がれてしまったらしい…ほんとに何がしてぇんだ、コイツは。
「くく…」
「何が可笑しい」
「可笑しいんじゃねぇよ、」
擽ってェんだ
そう笑うトラファルガーだが…ほんとに意味分かんねぇ。
「分かんねぇのか?ユースタス屋」
「…分かってたらいちいち聞かねぇよ」
「ヒント、瞬き」
「まばたきィ?」
…また訳の分かんねぇことを言い出しやがった。
「ヒントその二、睫毛」
「……」
瞬きと、睫毛…?…なんじゃそりゃ。
「はー、これだからユースタス屋は」
そう言いながらやっとセツカの目元を覆っていた手を放したトラファルガー。セツカは若干眩しそうに瞬きをしている。
「こいつの睫毛、なげぇだろ?」
「?あぁ、そうだな」
「瞬きするたびに掌を掠めるからな、擽ってェんだ」
「……なるほど」
……つか、それだけ?え?あの謎の行動はそれだけだったのか?
「ごちゃごちゃうるせぇとユースタス屋」
「…いや、まて、おまえ、それだけのためにセツカの目元覆ってたのか?」
「それだけ?何を基準にそれだけと言ってんのかは知らねぇが…とりあえず、」
レポート、出してきたらどうだ
トラファルガーのその言葉に顔を挙げれば、教卓に立っている教師がレポートを回収しているところだった。「もういないですかー」なんて呑気に言ってやがるが…やべ、俺まだだしてねぇよ!
「俺達はもう出してるからな」
「てめっ」
あぁクッソ!それはともかくさっさと出さねぇと講義が始まる!!

***
驚くほどにセツカちゃんが喋っていない

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25th.Mar.2014


 
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