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三角形の美しさについて語る(op現パロ)

「三角形の美しさァ?」
「くくっ、ユースタス屋にはわからねえか」
「あぁっ!?」
『理系人間、特有?』
「まぁ、そうかもな」
「理系人間っつっても、お前は作家じゃねぇか」
「今は作家でも大学の頃は理工系だっただろうが」
「…あぁ、そうだったな…あんな立派な卒論書いたのにまさかの作家だもんな」
『ほんとは、文学部に、行く予定だった』
「文学部…でもよ、文学部だったら人社棟だから俺たちと会うことなんてまずねぇよな」
「馬鹿か?ユースタス屋」
「あ?」
「俺がこいつに出逢わねぇ運命があるわけねぇだろ?」
「…おまえ、ホントに変わったよな」
「くくく、自分でも驚いているところだ」
『(話し逸れてるって気づいてるのかな)』
***
「で、三角形の美しさだったな」
「あぁ…お前は三角形好きか?」
『図形の中で、一番』
「フフ…こいつの一時期の楽しみ、知ってるか?」
「あ?」
「見かけた中途半端な数字をひたすらデルタを使った数式で表してたんだよ」
「デルタって…マジかよ…」
『?』
「もうやらないのか?」
『…たまに、やる』
「やるのかよ!?」
『無性に、三角が見たくなった、ときに。息抜き、とか』
「おいおい、それは息抜きとは言わねぇよ…」
「数物系の人間ならもっとわかるだろうな。アイツらは汚ェ数字を綺麗な数式にすることに快感を覚える集団だからな」
「その言い方は誤解を招きそうだな」
「くくく」
『ローも、三角好き?』
「俺か?まぁ、嫌いじゃねぇな」
「…分かんねぇ、三角に好きも嫌いもねぇだろ」
「だからテメェは分かってねぇって言ってんだよ」
「あ?」
「ハートは好きか?」
「俺がんなもん好きなように見えるか?」
「見えねぇなあ。ま、とどのつまりそう言うことだ」
「……あー、なるほどな…つか、三角とハートを一緒に考えてもいいのか」
「いいんだよ、どっちも図形であることに変わりはねぇ」
『(ねむい)』

***
姉が作業イプしながら三角の美しさについて語っていたので

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16th.Nov.2013


 
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