ブログ | ナノ

memo

鳴門×海賊でベポにおやつをとってきてあげる夢主

「えへへー、楽しみだなー」
甲板でゴロゴロしながら顔を緩めているベポ。その視線の先には大海原が広がっていた。そんな彼のもとに釣りをしに来たシャチが近づいていく。
「?なんかあんのか?ベポ」
「あ!あのね、#name#がおやつとってきてくれるんだってー」
ぱあああっ、と輝いているベポに怪訝な表情を浮かべたシャチは、ごつごつ、とブーツを鳴らしながら彼らのもとに近づいてきたペンギンを振り返る。その手にはバケツと釣竿。どうやらシャチと同じ目的らしい。
「おやつ?…ペンギン、#name#キッチンにいたか?」
「いや、食堂で会った後は見てないが」
「おい、#name#どこ行った」
「あ、キャプテーン」
楽しみだと言わんばかりの表情を浮かべているベポと、其れに首を傾げて居るシャチとペンギン。そんな三人が集まっている甲板に、鬼哭を片手に現れたロー。その表情は芳しくなく、近くにいない彼女に不満を抱いているということは一目瞭然だった。
「…独占欲強いなあの人、ほんとに」
「#name#があっちこっちフラフラするからだろ」
「あいつの数少ない欠点だよなー、放浪癖」
「ここに居ないのか?」
「今俺のおやつとりに行ってくれてるのー!」
「おやつ…?」
こそこそ、と話す二人をよそに同じ説明をローにもするベポ。あ?と言わんばかりの表情のローの視界に、ベポが持っているバスタオルが映った。
「バスタオル?」
「あ、これね、#name#が上がってきたら掛けてあげようと思って」
「…ってことは、もしかして海に!?」
バケツと釣竿を両手に持ったまま甲板の淵に駆け寄ったシャチは心配そうな表情を浮かべながら、大海原を見回していたが。
バシャンッ
「『あ』」
……シャチ、びしょ濡れ。
『すみません、シャチ…』
「あー…おー…いいってこ……」
目の前に立っている#name#を見た瞬間、ぶしゅっ、と赤い液体をまき散らしたシャチ、その表情はどこか幸せそうで…。そんなシャチの表情に全てを察したローとペンギンによって制裁(と言う名の暴力)を与えられているなか、#name#はベポからバスタオルを受け取っていた。
「おかえりー!」
『ただ、いま』
「あ!アザラシだー!」
『おやつ、だよ』
「ありがと!食べていーい!?」
『ふふ…召し上が、れ』
「「え…ちょ、」」
バキィッ、ゴリッ、ゴリッ、メギャッ、ブチッ…
「「「……」」」
『美味しい…?』
「うん!」
『良かっ、た』
満足そうな笑みを浮かべるベポと#name#。それを呆然と見やるローとペンギン、の足元には沈められたシャチ、という何ともカオスな状況が甲板では繰り広げられていたとさ。

***
肉食系の本能はきっと抑えられない。

comment : 0
30th.Sep.2013


 
comments
 
 
name:

text:

url :



editkey :



↑back next↓

×
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -