糖分過多


君のことが好きで好きで仕方がない。好きで、大好きで。愛してる。言葉では伝えきれない位に君への気持ちは大きくて、今も現在進行形で少しずつ膨らんでいく。

「好きだよ、サキ」

昨日これでもかってぐらいに彼女と愛し合った。日本人は性行為の満足度や回数が少ないって聞いたけど、俺はそうは思わなかった。彼女がどう思っているのか、読唇術も出来ない、エスパーでもない俺にはわからないけど。俺と同じ気持ちだと嬉しいし、そうであってほしい。

彼女、サキの普段の様子からでは彼女も俺を好きで愛してくれてると思う。昨日の夜もずっと俺の名前を呼んでて、気持ち良さそうにしてて、嬉しそうで。

今の俺にとって彼女と過ごし生きていることが、何よりの至福である。出来ればこれからも、彼女と生活していきたい。そうできればいい。

人間の心や年齢も身体も関係性も、ずっと不変な訳じゃない。何時までも同じだなんてことは有り得なくて、何時かは変わっていってしまうものだ。だから、俺はこれからも出来ればずっと一緒にいたいと思いつつも、何時かは離れてしまうんだと不安で仕方がないという気持ちがある。だからこそ、今を十分に楽しんで幸せにして、未来を生きている自分自身が後悔なんてしないよう、幸せだったと言えるよう、今を生きる。

ありきたりで、当たり前のことを言っているかもしれないけど、俺にとってこれは案外難しいものだったから。

ダブルベットの半分の上ですやすやと眠るサキの頭をそっと撫でた。すると、嬉しそうに頬が緩んだ。それすらも愛しい。

「ずっと一緒にいられる訳じゃない」

だから、今だけは俺を愛してよ、愛してください。俺も精一杯君を愛すから。

額にキスを落とす。愛情を込めて。

「………ん、」

「サキ?」

「……しゅう…?」

「おはよう、サキ」

舌足らずな声が俺を呼んだ。それに対し、俺は極力優しく声をかけた。

「…柊、おはよう」

ひだまりの笑顔を浮かべる彼女へ、キスを贈った。

俺と彼女の終わりはまだ見えない。何時終わるかわからない幸せに不安を覚えながら、俺は今日も生きる。

彼女を、愛しているから。

俺の手で叶えられるだけの幸せを、彼女へ。




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わっけわかんねー。
内容が考えていたのとどうしてもずれる。


20130707