ドロドロの愛情


ねえ、君が好き。凄く好き。世界で一番好き。愛してる。君がいないと生きていけない程に溺れているんだ。

好きだよ、と。

手の甲にキスを落とし、
(手の甲は尊敬の意)

好きだよ、と。

首筋にキスを落とし、
(首筋は欲情の意)

好きだよ、と。

腹部にキスを落とし、
(腹部は幸せの意)

好きだよ、と。

足の指先にキスを落とし、
(足の指先は僕の意)

好きだよ、と。

胸にキスを落とし、
(胸は己のモノの意)

好きだよ、と。

頬に、額にキスを落とし、
(頬と額は友情の意)

好きだよ、と。

唇にキスを落とした。
(唇は愛情の意)

さあ、二人で気持ちいい事をしよう。そうして、僕を焼くなり煮るなりなんなりとしてよ。そうして、僕がドロドロになるように愛してください。僕のように。

君は砂糖のように甘い御菓子で、僕はそれに溺れて脱け出せない欲。

さあ、君のその糖分と僕の欲でドロドロになってしまおうよ。



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タイトルの割りには、思ってたようにドロドロ出来なかった。何故。

20130630