おまけ

「これ、返す。あんま・・いや全然怖くなかった」

トシと十四郎は銀時の家に行き二枚のDVDを返しにやってきた。

「え、まじで見たの?」
「当たり前だ。銀時も早く見ろよ感想言い合おうぜ」

そう言ってニヤリと笑う十四郎に銀時は苦笑いをした。

「っていうかもう一枚のDVDホラー映画じゃなかったじゃねぇか!・・・その・・・」
「あ〜そうそう。間違えて渡しちゃったんだよね〜ってあ、これも見たんだ?」

今度は立場が逆転したように銀時がニヤリと笑う。

「さ、最初だけみてホラーじゃねぇの分かったからやめた!」
「え、全部見たじゃ―ふががっ!!」

言い終わる前にトシの口を塞ぐ。

「あれー?見てないの?なんか貸してくれたオッサンが土方兄弟となんかかぶるからとか言って楽しみにしてたんだよね〜」
「はぁ〜!?なんで俺達と!」
「だってヤられてる子双子だったでしょ?」
「え、そうだったけどそれだけで!?」
「あ、てかやっぱ見てんじゃん」
「っ!!見てない!」
「坂田氏〜このDVDのおかげでいい思いが出来たでござる〜また是非貸して―「だああああ!!!もう行くぞトシ!!」
「え〜」

トシが話している途中にも関わらず、十四郎はトシの腕を掴みそそくさと逃げるように去っていった。
それをぼーぜんと立ちすくみながら見送る銀時。

「いい思いって・・え・・・?なにこれ、もしかして・・・え・・・?・・・え・・・・!?!?!?」




終われ。





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