夕日の光で目が覚める。
朦朧とする中ここが保健室のベットだと気づく。
(あれ…俺、保健室で寝てたのか…)
ここに来るまでの記憶がない。どうして保健室に来たのだろう。取りあえず保健室を出て教室にもどろう。そう思い体を動かそうとする
(あ…れ…?)
体が思うように動かない。
(なんで…?)
体を起こそうとするのに何故か体のいうことがきかない。
怖くなり背中がヒヤリと冷えた気がした。
(高杉せんせ、いるかな)
焦りが出てくる中ここの学校の保健の先生、高杉晋助を思い浮かべる。高杉先生に助けを求めよう。そう思い高杉の名前を叫ぼうとした。しかし
「…あ…っ」
うそだろ。どうやら声も出ないみたいだ。
どうして、なんで。体も動かない声も出ない。焦りや恐怖が大きくなっていく。
その時。
誰かが保健室に入ってくる音がした。高杉先生だろうか。こちらに向かってくる音。
誰でもいい。早く自分を見つけて助けて欲しい。
希望の光が見え足音か近づく度、早く早くとその足音に思いを寄せる。
サァーっとベットの周りにあるカーテンが空く。希望に満ちた顔でその開けた人間を見る。
「多串くん。よく眠れた?」
カーテンを開けた人間は自分の担任坂田銀八だった。
「どうしたの?教室もどろう?」
銀八が手を差し出してきた。しかし体が自由にならない為それに答えることが出来ない。
「せ…ん…せっ」
必死に声も出してみる。が、やはり普通に喋ることはできないようだ。
銀八がニヤリと笑った気がした。それを見た土方はまた背中にゾクリと何かが走った。
この表情、初めてじゃない。どこかで見た。でもそれは…いつ…?
「うーん。ちゃんと薬が効いてきたみたいだねぇ。」
「え…」
今何て言った?薬?銀八は何を言っているのだろう。先程よりも強い悪寒が土方の体を貫く。
「さっき、銀さんが入れたお茶飲んだでしょ?あれにね、ちょっと体が麻痺しちゃう粉入れたんだ」
ニッコリして話し始めた銀八。
そういえば。放課後、銀八にプリントの整理をしてくれと頼まれた。嫌だったが断る理由もなくしかたなく引き受け、整理が終わった後にお疲れとお茶を差し出された。きっとその時に薬の入ったお茶を飲まされたのだろう。
「ど…して・・・」
「どうしてかって?それは多串くんが欲しかったから。」
そう言ってベットの軋む音を立てながら土方の上にまたがった。
今から起こる事を予期した土方だが逃げようにも逃げられない。銀八のギラギラした瞳を見、これでもかという恐怖が土方を襲う。
「い…や…」
土方の拒絶も虚しく、衣服を全て脱がされた。
「多串くん…綺麗…」
うっとりしたように見る銀八の顔はもう余裕が無い様子。
土方の綺麗な形をしたピンク色の実を吸う。
「う…あ…」
「感じてる?」
銀八の言うとおり土方はそれだけで快感を感じていた。男に吸われ快感を得ている自分が信じられない。
しかしそれほど銀八が巧みに口を動かしているのだ。土方の胸の突起を吸っていた口が首、頬、耳、目の順にちゅっちゅと音をたてながらキスをしてくる。そして土方の顎をおもいきり掴むと自然に口が開け、二つの口が重なる。くちゅくちゅといやらしい音をたて口内を犯している。
「ふぁ…」
土方の口からゆっくりと離すと、ツーっと透明な糸が引く。
「気持ちよかった?」
気持ちよかった、なんて言える訳がない。答える代わりに銀八をキッと睨む。
「あれ?気持ちよくなかった?じゃぁもっと良くしてあげるから。」
「え……ひっ…ぁぁ」
土方のまだ萎えている一物を銀八は口にぱくっと咥える。ゆっくりと上下に動かし快感を与え続ける。
すると萎えていた一物も少しずつ勃っていく。
「ふ…ぁ…やめ…」
「なんで?こんなに立ってるのに」
「あ…しゃべっ・・・ちゃ…ぅぁ・・・」
喋りながらしゃぶられ、先ほど以上に感じてしまっている。土方の一物は完勃ちしていた。
どうして銀八が自分に、なぜ。そしてどうして自分は感じてしまっているのだろう。
銀八に犯されている屈辱と感じてしまっている自分の痴態さに心がおかしくなりそうだ。
舐めたり口に咥えてしごいたり、土方の限界はもうそこまできていた。
「も…イ・・・く・・・」
「・・・・・」
限界が近いのを知ると、わざと口を一物から外す。急に快感がなくなったのを不思議に思い、目を銀八の方に向ける。先ほどまで強い快感を得ていた土方は顔が火照り、目は涙目になっていて口からは涎が垂れていた。その淫らな姿をみた銀八は喉をごくりとならし、そしてニヤリと笑った。
「どうして欲しい?」
「……!!」
「言ってごらん?」
そう言って顔を土方の顔に近づける。勝ち誇ったような顔をされ、土方は恥ずかしさと悔しさでいっぱいになった。楽になりたい、でもプライドが邪魔をする。
「だれがっ…」
「…ふぅん。そういう態度とるんだぁ〜。ま、そんな態度もとれなくしてあげるよ」
そう言うと乱暴に銀八の手を土方の口の中に入れた。
「ぐぁ…ふ・・・」
小さなうめき声を上げ、口内を指二本でバラバラにかき回され吐き気を伴う。噛んでやろうと思ったが、麻痺した体は力を与えてくれない。
今度は舌でその指を押し返そうとするが、それに反抗しどんどん奥に入っていく指に気持ち悪さで生理的な涙が流れた。
「多串くん、その顔そそる・・・。今からその顔もっとぐちゃぐちゃにしたい」
すっと口から指を外し、その手を蕾の周りに這わせる。すると甘い喘ぎ声が聞こえた。
なんて可愛い声なんだと思いつつ指を土方の蕾へ入れた。
「あああ……っっ」
今まで感じたことのないような感覚が土方を襲った。抜き差しをされ気持ち良いより痛いという感覚しかない。
どれほどだろうか、散々慣らされた後、指が抜けすっと楽になる。
「銀さんもう限界」
そう言って余裕のない顔でズボンのチャックを下げビンビンに勃った銀八の一物が現われる。それはぱんぱんに膨れており、土方のより随分大きかった。
それを今から入れるつもりなのか。さっきの指でも苦しかったのにあんなモノを入れられたら自分はどうなってしまうのだろう。予想もつかない未来に土方は恐怖でいっぱいになった。
蕾の近くに銀八は自分の一物をあてがう。今からこの中に入れるんだと思うとゾクゾクっと武者震いをした。そして一気に中へ入れる。
「ああああああ!!!!」
今までの一番の叫び声が保健室に響き渡る。思いのほか、長い間慣らした所為か簡単に入ることができた。
きゅうきゅうと締め付けられ、それだけで銀八はイきそうになってしまう。
「くっ…多串くんの中気持ちよすぎ。」
「あ…あ…」
ゆっくりと動かし始め、銀八はその快感に酔いしれていたが、土方は苦しくて苦しくて早く終わって欲しい。それだけを願っていた。
「あああ…痛…ぅ、ぁ…」
「はっ…多串…くん…」
「も…いやぁぁ…っ」
銀八の手が土方の一物へ渡る。そして上下に扱き出すと苦しい声しか出さなかった土方から、甘い喘ぎ声が聞こえてくる。
「ふぁ…」
「もっと声聞かせて?」
ピストンを早めると喘ぎ声は激しさを増した。もう土方は痛いのか気持ち良いのか自分でも分からないぐらい快感を感じ、顔は涙でぐしゃぐしゃになっていた。
「はっ…十四郎…好きだ…」
「!!い、…ああああ!!!!」
呼ばれたことのない下の名前で不意に呼ばれ、ドピュッドピュと精液を発射し、土方は達してしまった。
「んっ…俺もイきそうっ…」
パンパンと音が出るくらい激しくピストンし、銀八も土方の中で達した。
「はぁっ…多串くん、気持ちよかった…ね?…ってあれ?」
土方は今まで感じたことのない快感を何度も与えられ、達したときに気絶をしたらしい。愛しい顔を覗き込むと寝息を立てていた。
壊れ物を扱うように土方の頭を撫でる。
「十四郎、可愛い。また、シようね?」
そう。今からが本番なんだよ十四郎。これからもっと調教しなきゃ、ね。
チュッと土方の頬にキスをした銀八は不敵な笑みを浮かべるのであった。
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あとがき
八土でしたがみなさんいかがだったでしょうか?
なんかもう文才力無さ過ぎなのがありありと出てますが…苦笑
少しでも楽しんで頂けたのでしたら幸いです!
最後まで読んで頂きありがとうございました!
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