はじめに。

軽いスカ有り。
監禁、鬼畜注意。

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「なぁ、最近トシの様子を見ないが何か知らないか?」
「・・・・いや」

近藤は土方と仲がいいと聞いていた高杉に声をかける。
最近土方がめっきり学校に来なくなった。
しかし高杉でも分からないとは一体どういう事なんだろうか。
心配しながらも近藤はきっといつか来ると信じその場を後にする。


「そうか、分かった、いきなりすまん。じゃぁまたな!」
「・・・・」







高杉は家に帰りベッドを見る。
そこには、全裸で目隠しされ、口もガムテープで塞がっており首には首輪。
首輪に繋がっている鎖はベットに固く結ばれ、ベッドから降りられないような状況になっていた。
そして手には手錠。これだと動くことすら出来ないだろう。

「ただいま」

そう言うとベッドにいる男はビクンと身体を跳ねさせ、声の方に顔を向ける。
その男に近づくと、高杉は目隠しとガムテープを外した。

「たか・・すぎ・・・」

声だけでも恐れているということがよく分かる。
声は振るえ今にも消えそうだった。
―その男とは、土方十四郎。
先ほど近藤が探している男だ。

「なんで・・・」
「何度も言っているだろう、お前が―」
「だから・・・!それは誤解だって!」
「黙れ」

高杉は土方の首を掴みぐっと爪を立てながら締め付ける。

「ぐっ・・・たかすぎ・・・お前、おかしいよ、こんな・・・!?」

首を絞めていた手を今度は顎の方に場所を変え、上を向かせると激しくキスをする。

「ふ・・・んん・・・」

上唇を噛み、それに驚き咄嗟に口を開けてしまった隙をついて土方の咥内へ舌を入れる。
土方もそれを受け入れ、くちゅくちゅと卑猥な音が響き渡る。

「・・じゃぁ聞くけど、おかしい俺にキスされただけで勃っちまうような奴は俺よりおかしいんじゃないのか?」
「それは・・っ!」

何かを言いたそうにしていが、ぐっと噛み締め堪える。
言ったとしても、今の高杉にこの言葉は伝わらない。

―俺は、お前のことが・・・・
―好きだからに、決まってんだろ・・・!





土方と高杉は付き合っていた。あの事件があるまで、土方は幸せだった。
数日前、土方は近藤の買い物に付き合う。
そしてそれをたまたま高杉が目撃し、浮気と勘違いしたのだ。
土方は近藤のことが好きだったが、それは友達としてであって恋愛感情は全く無い。
その日だって近藤が片思いしているお妙という女にプレゼントしたいと言い出し、それを一緒に選んで欲しいと言われ付き添った訳で、向こうも恋愛感情は抱いていないだろう。
高杉は一緒にいるとこを目撃し、次の日土方を家に呼び出しベッドに押し付け手錠をつけた。
逃がさないように、誰にも渡さないように。
土方は必死に誤解を解こうとしたが、今の高杉には無駄なことだった。
もう昔の高杉ではない。そう感じた。
高杉が学校へ行く時は目隠しとガムテープをされる。
今監禁され何日たったのか、それすら分からない。

「たか・・すぎ・・・トイレ・・・」

急にもよおした身体。鎖は起き上がれる程の長さはあり、ベッドに座る。
そして高杉に訴えるが、手錠や首輪を解く気配はない。

「ここですればいいだろう」
「何言って・・・!」

冷たい目線で見下し言う高杉に土方は体が震えた。
手にはバケツを持っていた。きっとそこにしろと言うことなのだろう。
監禁される日数が増えるにつれ、どんどんと悪化している気がした。
最初はトイレに行かせてくれた。けど昨日から行かせてくれなくなってしまったのだ。
もう土方は我慢の限界だった。

「頼むから・・・」
「だからここですればいいだろ?ほら」

そう言って高杉は土方の一物に触れる。

「んぁっ・・!やめっ、お願いだから・・・!!!」

手錠に繋がれた手で必死に高杉の手を掴み拒むが、何日も監禁され、ろくに食べ物も喉を通らなかった身体は全くと言っていいほど力が出なかった。
高杉はそのまま亀頭を爪でかりかりと刺激させる。

「ひあっ!あ・・!や、め・・・あ、ああ・・も、だめ・・・」
「ククッ、見ててやるから」

土方は我慢できず、バケツの中に勢いよく放尿した。
訪れる開放感に仰け反り身体を震わせる。

「はぁ・・・あ・・」
「よくできました」

土方の頭を優しく撫で、そのまま体重をかけベッドに寝かす。

「もう寝ろ。おやすみ」

そう言いながら頭を撫で続けると、先ほどの行為で疲れきってしまったのか、すぅっと土方は眠りについた。








朝、土方は目を覚ますと、もう学校の準備を済ませた高杉の姿。
起きたのに気付くと、にっこりと笑いこちらに近づく。

「おはよう。朝飯いるか?」
「・・・・いらない」

もう何日も監禁され、食欲というものはなかった。
三日に一度、少しお腹が空き一口二口食べるぐらいで、殆ど何も口にしていない。

「・・そうか。今日は目隠ししないから」
「え?」

いつも出かける時に高杉は土方に目隠しと口にガムテープを貼り外へ出る。
しかし今日はどちらともしないと言う。

「その代わりこれを咥えててな?」

そう言って取り出した物に土方は目を見開いた。
それは卵のような形、大きさをした玩具。

「た、高杉・・!?」
「俺が帰って来るまで大人しくしとけよ?」

その玩具に軟膏を塗り、土方の足を広げる。
足を広げられ恥ずかしい所が丸見えになった時、高杉の意図している事を理解してしまう。

「や、やだ・・・・!」

抵抗も虚しく土方の秘孔に軟膏で滑りやすくなった玩具を入れていく。
容易に入った秘孔からは玩具と繋がる線が外に出ており、端にスイッチのような物が取り付けられている。
そしてそのスイッチを高杉が押すと、玩具は振動し始めた。
不定期に震えるソレに土方の体がビクンと反応する。

「あっ・・・!ああっ・・」

すぐさま高杉は土方の一物にコックリングを付け、イかせないようにした。

「じゃ、いい子にしてろよ」
「ま、待って・・・!!」

呼び止めても高杉は一度も振り返ることなく出て行ってしまった。
一人残される土方。
体内を微動するバイブがもどかしくて仕方がなかった。

「ふ・・・んん・・・」

身体をよじりバイブを外に出そうと試みるが、無駄なこと。

「たかすぎ・・・・」

土方の声は誰にも届かず無常にも消えていくだけだった―。







「高杉!」

全ての授業が終わり帰宅しようとしていた高杉だったが、後ろから近藤に呼ばれた。
近藤は高杉の名前を呼びながら、息を切らし駆け寄る。

「やっぱりトシと連絡が付かない。もう一週間以上も経ってるのに学校にも来ない。アパートに行ってみたけど出ないし、実家に電話しても家に帰ってないっていうし・・・」

その言葉に高杉は眉をピクっと動かした。
『実家に電話しても』この言葉が高杉の頭にひっついて離れない。
どうして実家の電話番号を知っているのだろう。
高杉から嫉妬という邪念が押し寄せる。

「やっぱりお前らは・・・」
「ん?」

ぼそっと呟いた高杉の言葉が聞き取れず、聞き返そうとしたが高杉はそのまま近藤に背中を向け消えていく。

「あ、おい!高杉!」

手を伸ばし叫ぶが振り向くことも立ち止まることもない。

「何か分かったら教えてくれよ!」

そう叫んだがはたしてちゃんと高杉に届いているのか近藤は分からなかった。







「ただいま」

高杉は部屋へ入ると小さな嗚咽のような喘ぎのような声を出している土方を見るや、爽やかな笑顔に帰る。
しかしその笑顔は嘘で塗り固められたかのような、裏のある笑顔。

「ひっ・・・ぁ・・・はぁ・・っ・・・い、く・・・いきた・・・」

鎖で繋がれているが身体を出来るだけ丸くし、中で動くバイブの快感を必死に堪えている。
一物にコックリングが付いているため達することが出来ないのだ。
目は焦点が合っていないし、口からはだらしなく涎が垂れ、目からも沢山の涙が溢れていた。
殆ど自我を失っているようだった。
高杉は土方の首を絞めながら囁いた。

「なぁ、なんで近藤お前の自宅の番号知ってんの?もうそういうとこまでいったの?」
「ち・・・・が・・・・」

微かな意識で否定しようとするが、言葉を話すことも困難になっていた。
土方と近藤は小さな頃からの幼馴染だった。
だから自宅の番号も知っている。そう言いたいのに高杉の手がそれをさせてくれない。
高杉は秘孔から出ている線の先にあるスイッチを見つめ手を伸ばすと、弱にしていたスイッチを強に切り替えた。

「!?!?・・・ぐ・・あ・・・・!!」
「首絞められてバイブも強にして萎えねぇんだな。淫乱」

そう言い首を絞めていた手を離す。
首にはくっきりと痣が残り、急に開放された気管は沢山の空気を吸い込み、大きな咳を繰り返す。

「げほっ!げほっ!たかすぎ・・・俺・・・」

何か言いたそうにしている土方を尻目に高杉は自分の一物を取り出すと、土方の両脚を大きく広げ、勢い良くバイブを抜いた。

「ひぁっ!」

そのまま自分の一物を土方の秘孔にぐっぐっと挿れていく。
全て入ると、一心不乱に抜き差しを開始する。

「やっ・・・ああ・・・!!」

既に絶頂が近くなっていた土方の体は激しいピストンによって壊れて行く。

「あああ!!も、イく・・・イく・・・!イきた・・・んあああ!!」
「じゃぁお願いしろよ、ほら、早く。イきたいんだろ?」
「あ・・・あぁ・・・イかせて・・・くださ・・・おねが・・・」

高杉は土方の言葉を聞くと、コックリングを外し、ピストンを速めた。

「ひああ!や、・・!あああ!!!!」

土方は大きく叫び快感に堪えるように高杉の背中を両手で力強く握りしめた。
その握る強さは制御がつかず、高杉の背中から血が出るくらいに爪を立てた。
しかしそんな土方を高杉は怒る事はせず、必死に名前を呼ぶ。
その顔からたらりと汗が流れ落ち土方の体へと落ちた。
土方と高杉はほぼ同時に絶頂へ達した。

「土方・・・・ひじかた・・・っ」

行為後、高杉は一物を抜くことをせず、そのまま倒れこみ土方の名前を呼び続ける。
そんな高杉を見て、こんな酷いことをされても愛しいと思う自分がいた。
最初監禁をされた時、なんて狂ってる奴なんだと思っていた。
しかし

「土方・・・俺だけを見てろ。俺だけを」

こうやって嫉妬に狂い愛してくれている高杉。
それを愛しいと思う土方。

「あぁ・・・」

土方は高杉を抱きしめそう言い返した。

はたして、本当に狂っているのはどちらなのだろうか。
きっとそれは本人達にも分からない事なのだろう。












END
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あとがき。

ちこさまのリクエストで土方を監禁する鬼畜エロな高土。でした。
き、鬼畜エロになったのか微妙なとこですが・・・;
なんか、ぬるい・・?すいません;
ちこさまのみお持ち帰りOKです!
リクエスト有難う御座いました!!


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