はじめに。
八土前提の金+八土です。
苦手なかたは戻るボタン。
土方は高校生設定。


------------------------------------

今日は初めて銀八の家に泊まる事になった。
夜、待ち合わせ場所に車で現われて、助手席に乗る。
もうその時点で俺は一晩一緒にいられると思ったらドキドキで。
もしかしたら銀八にこの音が聞こえてるんじゃないかって思ったら、余計に意識しちゃってドキドキがおさまることはなかった。

「ん、入れよ」
「おじゃまします・・・」

銀八の住むマンションに着き中へと入る。
そして部屋へと繋がるドアを開けた途端俺は驚いた。

「え・・・・?」
「あん?誰お前」

そう言ってソファに座る男を見ればどう見ても銀八そのもの。
しかし一番違っているのは髪の色だった。
銀八は銀髪だが、その男は金髪。
そこだけが大きく違っているが、顔などは見分けが付かないほどそっくり。

「なんだ、お前まだ仕事言ってなかったのか」

当たり前のように銀八は金髪の人に話しかける。
なんだが同じ人に話しかけてるみたいで変な感じ。

「てか誰?」

銀八の話には耳を聞かず、俺をみてそう聞く。
声もそっくりだ・・・

「あ、えと、土方十四郎です・・・」

俺はかしこまりながら名前を言った。

「ふ〜ん」

そう言ってニヤリとする金髪の人。それを見た途端銀八は俺を隠すように前に出た。

「おい金時、てめぇ俺の彼女に手ェだすんじゃねぇぞ」
「へぇ。これが噂の」
「つか彼女ってなんだよ!」

二人のやり取りにぼ〜っとしてたが「彼女」という言葉にハッとした。
彼女ってなんだ彼女って。俺は男だ。

「確かに可愛い顔してるね〜。銀八が惚れたのも分かる」
「お、おい!」
「!?」

金髪の人は俺の顎をクイっと掴んで俺の目を見る。

「俺は坂田金時。銀八の双子の弟だ。よろしくな、十四郎?」
「双子・・・?」

そうか、だからそっくりなんだと納得する。
しかし金時さんの顔が近い近い近い!!!なんだか笑顔にドキドキしてしまう。

「おい、いいかげんにしろその手を離せ」

銀八は金時さんの手首を掴み、俺の顎から離した。
どうしたら良いのか分からなくてその場で固まる。

「早く仕事行って女とパコパコやっとけよ!」

俺をぎゅっと抱きしめ銀八は金時さんを睨みつける。
急に抱きしめられて俺は顔が熱くなっていくのが分かった。

「俺は枕営業なんかしないのお〜。てか今日仕事休みだしぃ」
「は!?ふざけんな!さっきまで仕事だって言ってただろ!」
「今仕事が休みになった」
「ふざけ・・・!」
「ってことで十四郎、今日は一日宜しくな?」
「え、あ、はい・・?」
「てめぇ気安く呼び捨てすんじゃねぇえええええ!!!!!」


なんだか大変なお泊りになりそうだ・・・・。



***

「へぇ〜、金時さんってホストやってるんですね」

ひと段落して三人でソファに座って雑談。
結局金時さんは仕事に行かない方向らしい。
そしてなぜか俺は三人の真ん中に座って縮こまる。
双子組はなんだか睨みあって真ん中にいる俺は凄く気まずいんだが・・・。

「そう、一応ナンバーワンホストで頑張ってる」
「凄いですね!!」

ホストって大変な職業だって聞くし、競争率高そうだし、そんな所でナンバーワンになってるとか凄ぇ。
俺が尊敬な眼差しで見ていると、金時さんは俺の頬に手を当てニッコリと笑う。

「毎日ブサイクな女接客するのは大変だぜ。・・・こんな可愛い子が来てくれたらすげぇ頑張るのに」
「え・・え・・」

目を細くし俺に話す金時さんは流石ナンバーワンと呼ばれる男だと思った。

「ここで営業すんな!!!!」

バコッと鈍い音がすると思えば、銀八が金時さんの頭を叩いていたようだ。

「え〜、俺本気でいってるよ?営業なんかじゃないからね?」
「あ、はい・・」

ずいっと顔を近付ける金時さんに押されはいと返事するしかなくなる俺・・・。
とりあえず、俺を挟んで喧嘩するのはやめてくれ・・・・。





「十四郎、そろそろ風呂入ったら?」
「俺最後で良いよ」
「何言ってんの〜お客様は一番風呂じゃなきゃ!」
「え、あ、じゃぁお言葉に甘えて・・・」

俺は二人に押されるように風呂へと入ることにした。






「上がった。ありがとうさっぱりした」
「おう、じゃぁ次俺入るか。金時てめぇ十四郎に手出すんじゃねぇぞ、一瞬で戻ってくるからな」
「へいへい」

そう言って銀八は風呂へと行ってしまった。
二人っきりはなんだか緊張して、へんな空気が流れる。

「全く、二人きりにして襲わない奴がないよなぁ?」
「え?」

今の言葉に驚いて金時さんの方を向くと、一瞬にして俺に近づき押し倒す。

「え、え、金時・・さん・・?」
「一瞬で戻ってくるって言ってたし、一瞬で一発ヤっとくか」
「!?!?!?」

金時さんの手が俺のアソコに触れる。ちょ、ちょっと待って!!え、これ、えええ!?!?

「あ、あの金時さ・・・!!」

どうしてこんなことと聞こうとする前に、俺の口は金時さんの口で塞がれてしまった。

「ふっ・・・んん・・・」

そのまま舌が俺の咥内に入って行って俺の舌と金時さんの舌が絡み合う。
舌をひっこめようとすると金時さんは俺の頭をぐっと引き寄せ、より深く俺の咥内を犯していく。
やっぱり、上手い。気持ちよくて、いつの間にか逃げることをやめてた。
唇が離れ透明な糸が俺と金時さんを繋いでいて。
急に恥ずかしくなって視線を思い切り逸らした。

「可愛いね十四郎」
「・・んで、こんなことするんですか・・・?」

顔が見れなくてそっぽ向いたまま聞く。
きっと顔は真っ赤だ。

「敬語じゃなくて良いのに。っていうか十四郎のここ―「おーい上がったぞ・・・」

銀八は俺と金時さんの姿を見て固まった。
これって、あれ、ヤバイ感じ?なんか勘違いされてる・・・?

「十四郎・・・どういうことだ・・・」
「え、いや、あの、これは・・・!」
「十四郎じゃなくて金時が迫ったんだとは分かる、だがな、お前のその股間はどう説明してくれるんだ!!」
「へ・・?」

ビシッと俺の股間を指差され何のことかと自分の股間を見ると、素晴らしく勃ち上がっていた。

「!?!?!?!?」
「俺以外にも勃つんだ・・・そうなんだ・・・」
「いや、だってこれは生理現象・・・」
「どうしよう銀さんイライラしてきたんですけど」
「金さんはムラムラしてるけどね」

いや上手いこと言ってんじゃねえよおおお!!!
た、確かにちょっと気持ちいとか思っちゃったけど、俺は・・・

「よし、金時、今日だけ許してやらぁ。今日だけだぞ」
「やったね、じゃぁ遠慮なく」

・・・・・ちょっと・・・?え、嘘だよね・・・?なんか二人が同盟組んじゃうとものすごおおおく怖いんですけど。二人して黒い笑みしないでくれる?
金時さんが後ろから俺の両腕を掴み動かなくしたところで銀八が俺のズボンを脱がす。

「ま、待てって!!!」
「だめ許さない」

全く聞く耳持たずで銀八は下着まで脱がし、俺の一物へ触れた。

「んっ・・!」
「あーあ、こんなに勃っちゃって。他の男にもこうやって誘ってるわけ?」
「ちが・・・!」

今の銀八にはどんなに否定しても無駄。
俺の後ろに指を突っ込んで動かし始める。
滑りやすくするものを何も付けていないその手と中。
ギシギシと音をたててひっかかりながらも無理矢理と奥に入って行く指に激痛が走る。

「いっ・・たああ!!」

痛さに耐え切れなくて思わず叫んでしまう。
すると金時さんが俺の顔を金時さんの方に向かしてキスをした。

「ふっ・・う、ん・・・」

金時さんにはキスされて、突起もいじられて、銀八には後ろと一物も扱かれて、なんかもうおかしくなりそう。
ありとあらゆる場所を二人に触られてる気がして羞恥を増し俺はイってしまった。

「ひぁっ・・・!!」
「おや。イくの早いんだねぇ銀八の彼女さん」
「・・・・・」
「ひっ、や、やだぁ・・・」

一度絶頂に達したのにも関わらず、休む暇も与えられず銀八は流れ出した精液を手につけもう一度俺の後ろに指を挿れる。
予想も付かない激しい動きに、一度達して敏感になったソコは銀八の指をきつく締め付ける。
締め付ける内壁を引き剥がすように動かす銀時の指。
痛くて、でも気持ちよくて。

「あ、ああ!ひんっ・・!!」
「そろそろ、いいかな」
「!?」

そう言って銀八は指を抜き、俺を四つんばいにさせる。
そのまま腰を持つと、俺の後ろに異物が入っていくのが分かった。

「あ、い・・んああああ」

痛みに耐えてふと前を見ると、金時さんの姿。

「俺にも気持ちよくさせてよ?」

金時さんはズボンのチャックをおろし、一物を取り出す。
すでに大きく立ち上がっているソレは銀八に負けず劣らずでかい。
っていうかこれって・・この展開って・・

「はいっ☆」

ニッコリと笑う金時さん、そして口元に出された一物。
・・・咥えろと・・・?

「咥えねぇともっと酷いことするゾ☆」

笑ってるけど目が笑ってないんですけどおおお!!!
拒否権は無いんですね、そうですよね。
背中からサーッと血の気が引いていくのが分かった。
俺はゆっくりと口を開き、金時さんの一物をおそるおそる咥える。

「ふっんん・・」
「もっと深く咥えてくれなきゃ感じないよ?」
「!?んんん!!!」

急に頭をぐっと引き寄せられ奥まで咥えさせられる。

「こっちも忘れないでよ?」

不意に後ろから声がして、ぱんぱんと音を立てながら動かしている。

「ひあっ!!」

急に動かされたもんだから咄嗟に口を離してしまった。
そんな俺に金時さんはグッと髪を掴み無理矢理口の中に一物を入れて、俺が離れないように固定させる。

「ちょっと〜疎かにされたら困るんですけど?」
「ふんんんん!!!はふっ・・・」

金時さんと銀八に挟まれて、もう何が何だか分からなくなってきて、
俺は無我夢中に金時さんのを咥えて、銀八のものも受け入れていた。

「ふ、ふあ・・・ん・・・!!!」
「口の中に出すよ?」
「俺もこのまま入れるからな」
「はふ・・ふ・・・んんんんん!!!!」










***

す、凄かった・・・。
俺はくてぇとなりその場に倒れこむ。
三人とも息が荒れていて、喋る余裕が無い。

「けっこう悦かったぜ。今度は後ろの方も食いたい」

そう言っていつの間にか流れていた涙を拭きとってくれながら俺に話した。
・・・何気に凄いこと口走ってる気がしたがもう突っ込む気力も無い・・・。

「だめえええ!!!絶対だめえええ!!十四郎は俺だけのもんだから!!」

銀八が背中から俺を抱きしめ叫ぶ。
そして俺の背中に顔をうずくませた。

「ごめんなぁ十四郎・・こんなことさせるつもりじゃなかったのに、いつの間にか身体が動いてて・・」
「だいじょ・・・ぶ・・・」

銀八は顔を上げると優しくキスをした。

「あーあー見せ付けてくれちゃってぇ。ほんと嫌になるね!」
「俺の彼女にもう手は出すなよ!」
「だから彼女じゃないってば・・・!」

そう言いつつ愛してくれていることに実感しながら。
けど、あんな酷いことされていつもより感じたなんて言えるわけも無く。
そしてたまにはこういうのも良いかななんて、もっと言えるわけ無かった。




END
-------------------------------------------
あとがき。
久しぶりの3Pだぜ!
蓮様のリクエストでホスト金時→土方←銀八で3Pでした。
金時と銀八ってのが良いですね。楽しかったです!
リクエストありがとうございました!!


「#幼馴染」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -