はじめに。

なんというかとても土方が可哀想です。
銀八が鬼畜です。DV、失禁表現有。
ドロドロです。
それでも大丈夫という方だけどうぞ。
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きぃ・・・と学校の屋上へと繋がる錆びかかったドアを開ける。
既に壁にもたれながら立ち、タバコを吸っている土方。
高杉はその姿を見つけると足早に土方へと向かって行った。

「早いな。」
「まぁな。早く吸いたくて我慢出来なくなった。」

そう言って土方はぷはぁっと煙を吐きだす。
高杉よりニコチン中毒な土方。高杉の場合、我慢しようと思えば容易にできるが土方の場合はきっと無理だろう。

「高杉こそ今日は早いじゃん。」

それは土方が屋上に行く姿が見えたから。そう言おうとしたがやっぱりやめる。

「俺も早く吸いたくなったから。」
「ふぅん」

珍しいな。そう言いながら早くも二本目を吸っている。
幸せそうな顔で吸う土方。その表情を見ていると高杉まで幸せな気持ちになる。
高杉が微笑んでいるのが意外だったのか、気持ち悪いものを見るかのようにどうしたんだよと聞く。

「お前、ほんと可愛いよな。」
「・・・は?何言ってんの?」

急にどうした?頭おかしくなった?と聞く土方に少しキレながら、お前を今すぐ食いたくなったんだよと高杉が言うと、みるみるうちに顔が真っ赤に染まっていく。
食べて良いよな?そう言って返事も待たず土方の咥えていたタバコを捨て、壁に押しつける。
土方は特に嫌がる様子もなく、どうやら受け止めるつもりでいるらしい。

「ん・・・ふあっ・・・・」

激しくキスをし咥内を犯す。そのキスが気持ちよかったのか、目がとろんとしている。
その表情に満足しながら高杉は土方の学ランのボタンをはずし、ワイシャツのボタンも外すと突起に口を這わせる。

「ひっ・・ぃゃ・・・ぁ・・」
「嫌じゃないだろ?こんなに立ってんのに」
「いう・・・な・・・んぁ・・・」

左の突起を口で舐め、右の突起は手でこりこりといじりながらもう片方の手で土方のズボンのチャックを開ける。
するともうビンビンになっていた一物が飛び出してきた。
淫乱。と言いながら高杉は土方の一物を手で上下にこすりだす。

「ふぁ・・・も・・・だめぇ・・・・」
「イっていいぜ。」

上下の動作を先ほどより速める。すると土方は大きく喘ぎ、達した。

「気持ちよかった?」
「ん・・・・」

高杉は正直で宜しいと言いながら頭を撫でる。

「高杉はいいのかよ」
「あぁ。お前のイった顔見れたから満足。」
「この変態野郎っ!」

ははっと笑いながら高杉は屋上を後にした。




「アイツいったい何しにきたんだよ変態・・・・」

ずずずっと壁からずり下がる。
言葉では怒りながらも高杉のことを愛しいと思う。



――しかしこの幸せな時間はもう戻ってこないということを土方は思いもしなかっただろう。




「ぎんぱちー?」
手伝いを頼まれプリントを職員室に持っていく。
担任の名前を呼び職員室を見回すと、他の教師はおらず、銀八一人が椅子に座っていた。

「おー、こっち来てー」

いつものだるそうな言い方で呼ぶ。
土方は素直に銀八の元へ行った。

「はい、せんせ。」
「ありがとう」

ニッコリと笑いプリントを受け取る。じゃぁと言って去ろうとする土方の手首をぐっと掴み引き寄せる。
土方は何が起こったか分からない顔をし手首を握っている相手を見た。

「さっき高杉となにしてたの?」

ドキリとする。まさか、さっきの行為を見られていたのか。
汗が頬をつーっとつたう。土方は震えた声でただ話をしていただけと答えた。
するといきなり床に押し倒されズボンの上から一物を触られる。

「へぇ。こんなことしてたのに何もしてないうちに入るんだ〜」



やはり見られていた。
いつもの口調で話している銀八だったが、目は冷ややかだった。
背筋に悪寒が走り、本能的にヤバイと感じる。
が、既に遅く、土方は銀八が付けていたネクタイで両腕を頭の上に縛られ拘束された状態になった。

「何する気だ・・・・」

必死の抵抗で思い切り睨み付ける。土方くん怖いわ〜といいつつも余裕の態度だった。
全てのボタンを外し、ズボンも脱がせる。
そして土方の一物を障りながら顔を近付けた。

「さっき高杉としてたようなこと。」








「ん・・・は・・・・ぁ・・・ぃゃ・・・」
「そんなこと言っても、土方くんのチンコはもうはちきれそうですよー。俺に感じちゃって淫乱だねぇ。」
「ちが・・・ぁあ!!」

口で土方の突起を吸い、手を上下に動かし一物をしごいている。
先ほど高杉とヤっていたのと同じやり方だ。

「ねぇ、どっちが気持ちい?」
「ふ・・・ぁ・・・ぁぁぁぁぁ!!!」

土方は簡単にイってしまった。
涎を垂らし、はぁはぁと息を整えていると上からカシャッと音がする。
何かと思い上を見ると銀八が携帯で土方を撮っていた。

「な・・なにして・・・」
「ん〜?土方くんの淫乱な姿を残したくて。」

あまりの絶望感に涙が出そうになった。
こんな写真を撮られ、もう自由に生きていけなくなることはすぐに分かった。

「なにが目的だ・・・」

震える声で必死に話す。
お金か、はたまたただ自分を弄びたいだけなのか。
色々考えた土方だったが、答えは意外なものだった。

「土方くんが欲しい。」



この日から土方の地獄の日々が始まる―――。










Continue......

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