パーティー/七

 
三蔵には翻弄されながらパーティーも終盤








「えー…
ではみなさん
本日はこの2周年記念イベントにお集まり頂きありがとうございました
宴も酣
三蔵、最後にひとこ…」


まてーい!








どこからとなく響く大きな声とゴソゴソと言う物音






ハラハラ…と天井から舞い散る紙に皆天井を見上げる











バカンッッ!!










すっかり忘れられていた
くす玉が割れ
紙吹雪や鳩
垂れ幕などと共に誰かが落ちて来た








「まだかまだかと待っていれば
いつまでも割らずに終わりにするとはふざけているのか!」


「あッ!」


「貴様は…」


「劇団ひとり!


「ちっがーう!
雀呂様だ!!」


「あ、迷子!」


「少年!久しぶりだな!」


「何故お前がここにいる
お前も俺達同様に呼ばれたと言うのか?」


「ふふふ
よく聞いてくれた
俺はお前達のパーティーの話を聞いて
このくす玉に隠れる事数時間!
まだかまだかと…」


「だから無駄にでかかったってのか」


「変なのをくす玉に入れるとは
後で苦情の電話をしておかなくてはいけませんね」


「八戒
苦情だなんて…」


「お、おい貴様ら…
俺様の話を…!」


「とりあえず
お疲れサン」


「おつかれー」


「あー旨かったァ」


「惷香
今日は楽しい一時だった
次会う時は敵かもしれんが
またいずれ」


「はい
紅孩児さん、独角児さん
今日はありがとうございました」


「マジ旨かった
しっかし紅の意外な一面も分かってビックリだ」


「おい!
聞いているのか!
まだ帰るな!」


「な、何を言う!
独角児、帰るぞ!」







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