パーティー/四

 
食事は次々となくなり
緊張気味だった紅孩児達も緊張が解けて来た様子で
笑いながら悟空と悟浄と話が弾んでいた








ピンポーン









「ん?
まだ誰か来る予定なのかよ」


「あ、そういえば…」


「惷香が呼んだのか」


「呼んだと言うか…
買い物中に沢山の食材を見て理由を話したら
勝手に乗り気に…」


「おまっとーさん
いやいや皆さんお揃いですな
お邪魔させて貰いますわ」


「「「ヘイゼル?!」」」


「惷香はんにお呼ばれされましてなぁ」


「…いや待て
お前何だよその格好!」


「何って
パーティーはこれが基本やって聞きましてな
ほなガド
お前も入り」


「…ああ」


「「「「「!!」」」」」








2人の格好は
お揃いのメイド服で…

ガドはあからさまにサイズが小さいのが分かる程にパッツンパッツン


背中のファスナーは閉まり切ってはいない








「俺夢に出そう…」


「オメーら!
めでたいパーティーを台無しにするつもりかよ!」


「何言うてますの
こない愛らしいではないですか
ね?惷香はん」


「…いえ、あの…」


「ヘイゼルさん
惷香が固まってしまいましたよ?
クルクル回らないで下さいますか?
みっともないので」


「みっともないだなんて
けったいやわァ
ガドと違てウチは似合いますやろ?三蔵はん」


「近寄るな」


「流石は三蔵一行
あんな奇妙な奴らとも対等に付き合えるのだな」


「紅
羨ましいか?あれが…」


「俺も着るべきだったか」


「紅孩児さんはそのままでいいです
いえ、むしろ着ないで欲しいんですが…」


「そ、そうか…」







.

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