パーティー/参

 
「なんだこれは!
新種の爆弾か!?」


「くす玉くす玉」


「くす玉ァ?
何が入ってたらこんなでかくなンだ」


「なるほど…これが噂のくす玉か
鳩や紙を散布させ、敵を翻弄すると言うアレだな!」


「ん〜微妙に違うッ」


「紅孩児さん…
くす玉ある場所は戦闘はしないかと…」


「お前ン所の王子様
世間知らずにも程があっぞ」


「この純粋な所が紅のいい所だ」


「くす玉を兵器だと思うのが純粋か」


「あれ?
八百鼡さんと李厘さんは欠席ですか?」


「残念ながら李厘が風邪で八百鼡が付き添い
欠席だ」


「大丈夫なんですか?
前の傷も心配だけれど…」


「いやいや
クシャミ2回しただけだ」


「「「過保護…」」」


「はい
ではみなさんグラスを持って下さい」









各自テーブルにあったグラスを片手に持つ








「あ、あー…
みなさん本日はお集まり頂きありがとうございます」





八戒はどこからか持ち出したマイクで語り出す








「今まで色々ありました
これもみなさんの応援の賜でございます
今思えば2年前…」


「「「「なげー」」」」


「あ…では三蔵
乾杯の音頭を頼みます」


「あー…
乾杯。」


「みじけえ!」


「「「「乾杯〜」」」」


「流石!
三蔵一行は慣れたものだな」


「紅…感心する所か?」


「やったー飯飯ィ!」


「ビュッフェ形式ですのでお好きなのをどうぞ
作ったのは惷香ですが」


「お口に合えば…」







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