loved one・七



―コンコン






「なぁ 惷香いない?」







その頃、悟空は部屋にいない惷香を探していた。




「さぁ ここには来てませんけど」



「三蔵のとこじゃねーか?」








「そっか
じゃあ仲直りしたんだな」





「もっと仲良くなってますね」



「ったく
奥手なんだよな三蔵様は」








「…?」





悟空は二人の意味深な言葉に首をかしげた。







「今日はたぶん惷香 かえってこないですよ」



「えっ何で!?」



「ばーか そんなこともわかんねぇのか
ったく ガキだなお前ぇは」



「なっなんだよ!
ガキっていうな エロがっぱ」



「あってめぇー ふざけんな猿!」



「はぁ… やっと二人は変わったのに
あなたたちはちっとも変わりませんね」



「キュゥゥ〜」










end

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