誕生日・参
当日――――
「え?今日買い出しに惷香が行くの?
俺荷物持ちに付き合うよ!」
「ありがとう悟空」
「では今日は3人で行って来ますね
くれぐれもタバコには気を付けて下さいね」
「…さっさと行って来い」
「惷香ちゃーん
お土産よっろしく〜」
「いいですか?
灰皿一杯に溜めたり…」
「
さっさと行け!」
いつもの三蔵の怒鳴り声を聞きながら クスクス笑いを浮かべて3人は町へと出掛けた
次第に日も傾き
3人は両手いっぱいの荷物を抱えて宿屋へと戻った
「ただいま帰りました」
「ただいまーっ!
今夜はごちそ…」
「悟空
いい子にしましょうね」
悟空の口を後ろから八戒の手がふさいだ
惷香は苦笑いをしながら
料理をすると台所へと向かった
「では僕も手伝って来ますね
悟空
くれぐれも余計な事は言わない様に
いいですね?」
八戒の黒い笑みを見て
悟空は自分の口を手で塞ぎながらコクコクッと頷いた
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