百六拾六


力を解放した紫鴛は驚異的で圧倒的な力で八戒達へと攻撃を繰り出す



八戒は防御壁でどうにか防ぐものの
動く事すらも出来ず
八戒は冷や汗を流した








バサバサ…









後ろから八戒を救おうと
目を赤くし我を失ったジープが近寄り
八戒の防御壁に炎を吐き出すと



防御壁を大きく広げた








「ジープ!!?
ッつ―――!
これなら…気功で行けるかもしれません…
ジープ少し任せましたよ!」


「キュ〜!!」









八戒は防御壁をジープに任せ
両手で光の玉を作り上げ
紫鴛に向かい放った








「無駄です!
そんなモノは私には効かない」


「そうでしょうか?
なら何故アナタはそんなに辛そうなんですか?」


「私が…辛そう…?」


「そうです
アナタは焔に協力する事で何からか逃げている様に見えます
アナタは何から逃げているのですか!?」








紫鴛は八戒の声にピクリと反応を示し何かを思い出している様子だった








「黙れ………」


「なぜ逃げ出しているのですか
逃げ出しても無駄だと分かっているのに!」


「黙れ……!」


「アナタは卑怯者だ!!」


「黙れーーー!!」

















ド――――…








八戒の放った気孔は紫鴛の腹部を


貫いた









「紫鴛!!」


「がっ……!!」









血を吐き出し紫鴛は床に倒れた






.


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