阿波まとめ | ナノ ■四国と日常会話



「うどんが食いたい!」

短いが内容の濃い忍務が終わり、ようやく学園に帰りついた四国一同。
七年生専用の食堂で、さぁ飯でも食おうという段になって、それまで普通に大人しかった讃岐が突然吠えた。

「出たぞ平野のアイデンティティ発言」
「もういっそうどんになれたら幸せなんちゃうん」
「僕、昨日も平野くんに付き合ってうどんだった…」
「「どんまい柚葉」」
「…いや、平ちゃんがそれをゆうたら駄目じゃろう」

いつものことと流すには頻繁すぎて、呆れた眼差しの勝尾と阿波。昨日も付き合わされた伊予は腹を撫でながらがっくりと肩を落とす。そしてそれを見て励ましの声をかける二人の内一方は、勝尾の言葉にきょとんと首を傾げた。

「うどんは美味いけん、毎日でもええじゃろ」
「いや、美味い、確かに美味いんやけどな…特に平野の作るうどんはほんま美味いんやけどな…でもな…」
「なんやワシ、最近ぶちうどん食いたくなるんじゃけど…これは平ちゃんの陰謀なん?ワシら四国集をうどん中毒にする気なが?」
「最終的にはうどん大国四国…お、おとろしい計画やね…!」

ぼそぼそと話し合う阿波、勝尾、伊予の横で、湯を沸かし始めた讃岐はいそいそと支度を始めていた。既に仕込みは終わっていたらしい。いつだ…いつの間に…?思わず頭を抱えてしまう。恐るべし讃岐平野。いや、この場合は恐るべしうどん大国計画、と言うべきか。



それでもぐぅと鳴る腹の催促に、三人は顔を見合わせ、苦笑いになりながら席に着いた。


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もう私は讃岐くんをどうしたいのか。四国集で忍務とか行ってたらはすはす!
※一部本家様での発言お借りしました。



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