阿波まとめ | ナノ 忍といふもの:捕捉



「…っちゅう、えらい怖い夢を見たんよ…!」
「だからって後輩の布団に忍び込むとかどうなの!?朝から伊作がすんごい目で見てくるんですけど!?っつかそれなら他の先輩方の所に行ってください!」
「気付かんと寝とうけんやろ。それに粗方追い出されたんじゃもん!」
「既に特攻した後だった!」


夢落ち(^^)
な、なんだかとても残念な先輩になってきてる阿波くん…若干動揺して方言出てる。そういや同室とかいるのかな…?個室は贅沢だし

続きは完全に暗い語りなんで見たい方だけ








室町先生が「出るか」と聞いたのは、既に学園を去る資格を有する七年生は関係ないと離れることも出来たから。七年が「是」と応えたのは、恩義云々以前に今自分達が仕える主君は学園で、なら主君の城を守るのは当然であると考えたから。
各々の本心では幾ら堕落してもやはり後輩が可愛かった、というのもあるのかもしれません。思い出の学舎を守りたかったというのもあるのかもしれません。
でも大前提は「城(主君)を守る」です。

ちなみに阿波は学園に辿り着けたのか、私にも分かりません。囲まれたら終わりそう。けど、案外可愛い後輩を守りたい執念で帰りつくのかもしれませんね。…ショタコンパワーか。なにそれこわい。








忍を目指していた。
忍ぶ生を目指していた。
隠れるようにひっそりと、誰に看取られるわけでもなく消えていく末路は知っていた。

「ほな、またな」

次あっちで会うときは、散々隠れた分、皆でお祭り騒ぎしよな。


…つまりこういうこと、かな。



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