さそりのほのお6 ※年齢操作 「え、仙ちゃんってお兄さんがいるの?知らなかったや」 「……まぁな」 「なんでそんな嫌そうな顔なのさ」 「私は兄が嫌いなのだ。あんな火狂いの火傷男、」 「火傷?」 「…昔火薬を扱い損ねたか何かで右手がかなり大きく焼け爛れてるんだ。なのに懲りずに火ばかり使う…火に魅入られた馬鹿な男だ。だから私はあの男が好かない」 「うわぁ…僕の姉さんもかなりアレだけど、仙蔵のお兄さんも相当アレだねぇ」 「お前の姉上はそんなに厄介なのか?あまりそうは見えないが」 「僕が赤ん坊の頃から『可愛い伊作さんに何かあるといけませんから』って薬に強くなるように何かと盛ってたらしいよ」 「……お互いに苦労するな」 「まったくねー…あ、それじゃ僕委員会だから行くね」 「ああ、団子をありがとう。文次郎が帰ったら渡しておく」 「うん、そうして。じゃあねー」 「そういえば仙ちゃんって、○姉さんの友達になんとなく顔が似てるんだよなぁ………いや、うん。まさかね、あはは…」 2011/10/15 22:41 |