うそつき | ナノ



さそりのほのお4



※年齢操作



「おお、善法寺弟」
「先輩…僕は善法寺伊作です」
「認識できてりゃいいだろが。○は今日どうした。いないのか」
「○姉さんなら町へ怪しい薬の材料を買いに行きました…」
「ふぅん。俺も行きゃよかった」
「…先輩も、ですか?」
「○の作る薬はどれもえげつない程効くから、何使ってんのか気になってるだけだ。別にお前の姉ちゃんとどうこうなろうとか世にも恐ろしい事思ってねぇから安心しろ」
「えげつない…」
「善法寺弟が一番身を持って経験してんだろうが。俺ら六年も長い付き合いだから結構喰らってるけどよ、あれは武器っつうか兵器の域だかんな。家が薬師の家系なんだって?」
「はぁ、まぁ。傍流ですけど。……家があんな毒薬ばっか作ってるわけじゃないですからね?半分以上○姉さんの開発ですよ?」
「そりゃ恐ろしいこと聞いちまった。その内製法聞いとけよ。そうだな、出来るだけ早いうちに」
「…早い内に?」

ヒュッ

「うぉっと!?」
「伊作さんに何をしようとしているんです。私の可愛い弟にふしだらなことは許しません。私の目の黒い内も白い内も許しません」
「姉さん!?もう帰ったの?」
「何やら胸騒ぎがしたので早めに帰ってきました。案の定伊作さんに群がる虫を発見です。伊作さん、貞操は無事ですか?」
「違うからね!?何か凄い勘違いしてそうだけど絶対間違ってるからね!?」
「○、いきなり毒吹き矢飛ばすなよ!当たったらどうするつもりだバカ!」
「当てるつもりでいきました。伊作さんをこんな人気のない場所に連れ込んで…ああ恐ろしい。男は狼なのですよ伊作さん。ノコノコついて行ってはいけません」
「僕も男だよ!?」
「ここはただの裏庭だ弟バカ!善法寺弟が薬草園に用事があっただけで俺が連れ込んだわけじゃねーよっ」
「ピーチクパーチクうるさいです。いいでしょう少し揉んであげます。さぁ伊作さん、お土産のお団子です。沢山あるから同室のケマサブローくん達と一緒に食べてきなさい」
「あ、ありがとう○姉さん…でもケマサブローじゃなくて留三郎だからね?」
「ええ、ええ。伊作さんの同室のとてもいい子です。お姉ちゃんは覚えていますよ。さぁお行きなさい。これから先はG指定です。伊作さんにはちょっと早いですね」
「堂々のグロ宣言、だと…!?」
「先輩頑張ってください…!」
「おい待て俺を見捨てるな善法寺弟ォォォォ!!!!」


2011/10/13 16:19





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