うそつき | ナノ


BLの日企画/落乱



ついったでBLの日企画に参加させて頂いた小話ログ達。無駄に沢山ある。



【落乱/松千代(幼少)】

「万、そう恥ずかしがられちゃなんだか寂しい」
「ごめ…でも恥かしい!」
「うーん…そうだ!俺、これからずっと万のこと見ねぇからさ。俺の前でだけは恥ずかしくねぇよ。見えてねぇんだしさ」
「え」
「だから俺の傍では笑ってろよ」

馬鹿な約束をしたものです。


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【落乱/図書】

「怪士丸を養いたいのでくださいお義父さん」
「……」
「中在家先輩は『煩い帰れこの下種野郎』と仰ってます!」
「明らかに嘘だよね!?え、ちょ、雷蔵くんどうしたの笑顔が怖い!」
「先輩にくれてやる下級生はないからとっとと帰ってください」
「雷蔵くん!?」


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【落乱/彦四郎】

「どうしよう彦四郎」
「どうしたのさ○、そんなに青褪めて」
「尾浜先輩の髪一房もいじゃった!」
「なんで!?」
「優秀ない組の探究心が抑えきれなかった。今は反省している」
「じゃあ髪の毛返して謝って来い馬鹿!」
「え、でも研究用に…」
「馬鹿!」


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【落乱/伊作】

「伊作、いーさーく」
「…ん」
「起きたか?よっく寝てたぞー」
「うーん…幸せな夢見ちゃった」
「寝ながらニヤニヤ笑ってたぞお前。エッチー」
「あは」

まさか君が死んでその骨を標本にしてずっと共に生きていく夢を見たなどと、笑う○を前に言えるわけがありませんでした。


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【落乱/三郎】

「三郎は可愛いなぁ」
「そうですか」
「興味無いって顔しながらいそいそお茶の支度してくれる三郎マジ可愛い。あ、お茶受けは羊羹がいいな」
「ついでです」

下種野郎に密かな恋心を寄せる級友に、鉢屋お前体よく使われてるよ、と言い出せないんですがどうしたらいいですか。


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【落乱/滝】

「私は美しいが…実はここだけの話、完璧すぎて近寄りがたいのか友人がいなくてな…」
「えっ」
「えっ?」
「………綾部ぇぇぇ四年目にして滝ちゃんが俺を友人と認識してくれてなかった事が発覚しちゃったんだけどぉぉぉぉ!?」
「○は恋人枠なんじゃない?」
「あ、なるほど!」
「違っ!」


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【落乱/数馬】

「明日もし○が吐瀉物喉に詰まらせて死んだとしても僕は一切泣かないだろうね」
「え、なんでそんな悲しいことをこれ以上ないってくらい眩しい笑顔で言うの数馬さん」
「寧ろその瞬間から○は僕の物だと思うと待ち遠しくて仕方ない」
「数馬さん…!?」


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【落乱/三郎次】

「兄ちゃんな、泳ぐのが好きすぎて無心で泳いでたらたまに変なとこ行く」
「変なとこって?」
「桃源郷。三郎次そっくりで妙な着物の子が美味しいものくれる」
「ふーん」

気狂い兄の言葉の真相を知るのは何百年も後だった。


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【落乱/乱太郎】

「乱太郎を見かけるたびにハラハラして動悸息切れ目眩がするんだけど恋かなこれ」
「多分土井先生も同じ症状だと思うよ」
「土井先生が恋敵、だと…!?」
「重症です」

伊作がしょっぱい顔で救●をくれたから、結婚式には呼んでやろうと思った。


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【落乱/安藤】

「貴方のその頬を愛でるこの時間が、僕にとって最大の至福なのですよ安藤先生」
「○、いい加減にっ」
「ええ、程好くいい加減で愛でてみせますとも」

バチーン!という高らかな音と担任の頬に綺麗に咲いた紅葉に、僕らは○先輩に逆らってはいけないと学んだ。


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【落乱/図書】

「きり丸を養いたいのでくださいお義父さん」
「……」
「中在家先輩は『いい加減地獄に落ちろ下種野郎』と仰ってます!」
「だから何でそんな笑顔怖いの雷蔵くん!?そんで妖精さんはそんなこと言わないからね!?」
「稚児趣味野郎はとっととお帰りください!」
「辛辣!」


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【落乱/雑渡】

『こんなオッサンに惚れちゃ、人生損するだけだぜ』
ニヤニヤと笑いながら頭を撫でてくれた彼の荒れた手を思い出す。
真っ赤になった小さな子供の頭を撫でる自分の手は、いつかの彼に少しでも追い付けただろうか。

「こんなおじさんに惚れても、いいことないよ」


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【落乱/仙蔵】

「心の折れる音がした」
「僕には湯飲みの割れる音に聞こえたけど」
「先輩のくれた湯飲みが粉々になった。もう僕は駄目だ生きていかれない」
「湯飲み如きで大げさな」
「綾部はいいよ。委員会になれば先輩に会える」
「会いに行けば」
「恥かしい!」
「○めんどくさい」


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【落乱/図書】

「久作を養いたいのでくださいお義父さん」
「……」
「中在家先輩は『豆腐の角で頭打ってくたばれこの下種野郎』と仰ってます!」
「だから嘘だよねって長次さん?その手に持った豆腐は何…っぎゃぁああ!?」
「いい気味です」
「俺君に何か…って長次落ち着いてぇぇ!」





2011/07/12 01:44





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