いつも楽しそうな鉢屋三郎だが、最近私の前では常に仏頂面だ。
「嫌われているのだろうか」
「うーん」
奴がおつかいに行った隙に、相方に詰め寄ってみる。肯定を覚悟していたが、予想に反して雷蔵は頭を抱えた。
「やっぱり僕の口からは言えないよ…」
死刑宣告を言い出しにくいのか。優しすぎるぜこの子。
私は悩んで目がぐるぐるしている雷蔵の頭をそっと撫でて飴ちゃんを与えておいた。
翌日、珍しく双忍が喧嘩したという噂が耳に入った。いったいどうしたんだろう。
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ついログを加筆修正。
2011/08/03 01:26